表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/255

第25話 タイムアップ寸前

 チャーシュー麺大盛りに、マンガ盛りライスのおかげで今日も腹パン120%になってしまった。昨日も、腹パンにするのはもうやめようと反省していたはずなんだけど、オレには学習能力も無いらしい。


腹パンだけど、明日には武蔵に乗り込むんだから、今夜が最後の家飲みになっちゃうって思ったら、どうしてもビールが買いたくなってきた。明日に備えて、ガッツリは飲まずに軽く2、3本だけ飲んでおこうかな。


コンビニに向かう。ここはチンピラとお姉さんを消してしまったり、『記憶リライト』を始めて試してみたりした、想い出深い店になったね、なんて思い出しながらぼんやりと駐車場を歩いていると、店から出てきた女の子に声をかけられた。


「あの、こんばんは。この前はありがとうございました。」


「え?」

オレが女の子に声をかけられた?小学校の集団登校以来じゃないのか?誰だろう?

中学生みたいな小さな女の子、黒髪ポニーテールに真紅のリボンをつけたメガネっ子だ。あ、思い出した、この子の時に初めて『記憶リライト』を使ったんだったね。


「あ、あぁ、この前の子か。お礼なんかいらないよ、何もしてないんだし。」


「そんなことないですよ、あなたは私のヒーローなんです。」


「いやいやいや、それは言いすぎでしょ。」


とは言ったものの、そう言われると嬉しいよね。多分人生で初めてヒーローとか言われたしね。オレをヒーローと呼んでくれる子はどんな子なんだろう、前回は大学生を追い払うことと『記憶リライト』に集中してたんで、この子のことはちゃんと見てなかったんだよね。この子がオレに声をかけてこなかったら、気づかなかった位だよ。

あらら、小学生っぽいイメージなんで、子供っぽいかと思ってたけど、案外、いや、結構、いや、凄く可愛いじゃないの、この子。ちょっとチェックしちゃおうかな。うわぁ、レベル10だ!


地元、それも一度会ったことがある子がレベル10だったとは灯台下暗しとはこのことだよね。早速『記憶リライト』で友達になった。でも、こんな時間から女子高生をお茶に誘うのも変だし、今日は最終日だし、もうジュンさんに連絡しちゃおう。


「ね、ちょっとだけ待って。」

そう言ってジュンさんに電話をかける。


「もしもし、ジュンさん、見つかりました! 今すぐ来てもらえませんか?」


「見つかったんですか?ユー、凄いじゃないですか、わかりました、すぐ行きますわ。」


女の子はポカンとしてオレを見ている。

「ユーさん、誰に電話したの?」


「あ、ごめんごめん、オレの知り合いなんだけど、今すぐ来るから、ちょっとだけ時間ちょうだい。」


「別に良いけど、どんな人なの?」

女の子がそう言い終わる前に、駐車場にジュンさんとガッシリとした体格の中年男性が入ってきた。すぐ来てとは言ったけど、本当に早いな。そうか、ジュンさんは空間転移を使えるんだったね。でも、このオッサンは誰だろう?


「ユー、お待たせ、この子ね?さ、一緒にわたくしの家へ行きましょう。」

ジュンさんが女の子に言うと、女の子は素直にジュンさんについて歩き出した。


「え?どうなってるんですか?」


「あ、今この子は催眠状態なので、わたくし達の記憶も残りませんから大丈夫ですよ。本当はこんな荒っぽいことしたくないのですが、なにせもう時間が無いので、少し荒っぽいですが、この手を使いましたの。」


「はぁ、あと、ところで、こちらの方は・・」

ジュンさんと一緒に居るオッサンに手のひらを向けた。


「ユーさん、わたしです、オルフェンです。」


「あ、オルフェン少佐でしたか。そうか、地球で会うのは初めてですもんね。」

オッサンとか言わなくて良かった・・。


大通りまででると、ジュンさんはタクシーを止めた。

「わたくし達は彼女の適正確認をするのでわたくしの部屋へ戻ります。もし、適正ありならそのまま記憶、歴史の改変処理をしますので、ユーはもう帰ってもらっても大丈夫ですよ。後で結果と、明日の予定を連絡しますわね。」


「わかりました。お疲れ様でした。」


3人がタクシーに乗り込むのを見届けて、さっきのコンビニに戻った。そう、どうしてもビール飲まないといけないからね。


予定通り、ビール3本と、ツマミとしてベビーサラミとピスタチオを買って部屋に戻った。


とりあえず命の洗濯をしよう、ということで風呂に入った。1日中歩いてパンパンになった脚を湯船でゆっくりとほぐした。


プシュッ。グビグビグビ。ぷはー。

風呂上がりの温まった体に冷たいビールが染みる。やっぱ人生、この時の・・以下省略


ベビーサラミって噛めば噛むほど味が滲み出てくるんだよな、うまい、うますぎるよ。そこにピスタチオの塩気と植物系油のコク、もう止まらないよ。あぁ、こんな夢のようなツマミがあるのにビールが3本しか飲めないなんて、罰ゲームだよね。


スマホが鳴った。ジュンさんだ。


「もしもしジュンさん、どうでしたか?」


「適正ありでしたわ。情報解析センターからの彼女の情報は後で転送しますね。わたくし達は今から記憶と歴史の改変をしに彼女の家に行ってきますわ。これでクルーが3人、ユー、お手柄ですわ。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ