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異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


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第18話 遂に

 コーヒー屋の窓から通行人をずっと見続けてるオレって、自分自身でもちょっとヤバい人なんじゃないか?って思わなくもなかったけど、とにかく沢山の人を見てクルーの適任者を探すのが今の任務なんだからしょうがないよね。という言い訳を頭に浮かべながらも、やっぱり自然と可愛らしい女の子を追っかけ始めちゃうんだよな。


同じブレザーの制服でも、リボンだったりネクタイだったりで結構印象が違うね。うん、リボンの色でもイメージ違うしね。おっと、仕事仕事・・。 


紺のブレザーに赤い大きなリボンが可愛らしいこの子はどうかな?お、レベル7。

では次、グレーのブレザーにブルーのリボン、ちょっとクールな感じの彼女はどうかな?おぉ、彼女のレベルも7だ。

うわ、紺ブレにチェックのスカート、チェックのリボン、今日のイチオシ、あ、いやいや、チェック、と。おぉ!レベル9だ。 

おっと、セーラー服も捨てがたいよね、この子も今日のイチオシ級だよ、うわぁ、この子もレベル9。


なんか、このレベルって、オレの好みの要素が加わってないか?ま、それならそれで、選びやすくなるんで良いんだけど。うん?そうか、もし本当にそうなら、ここじゃなくて、渋谷とか新宿とかに行って観察したほうが良いってことだよね。よし、午後は渋谷に行ってみよう。


 午後2時少し前、渋谷ハチ公前のベンチに陣取った。人が多い、多すぎる。今日はお祭りですか、みたいな華やかさと喧騒が溢れてる。存在感が無くてリストラされたレベルのオレのような非リアにはこの空間は罰ゲームレベルに辛い・・。でも、仕事だから仕方ない。


家の最寄り駅の駅前とは別世界のような人の多さのおかげで、気になる人も多く居るね。あ、この何かのラケットを背負った子も良いじゃないか、チェックチェック、と。あら、レベル8か。

こっちのモデルさんみたいなスラッとした子はどうだろう?ほう、レベル8。 

それともこっちの小動物系のキュートな感じの子の方が良いのかな? うん、レベル9だ。


夕方を過ぎて薄暗くなるまでチェックを続けたけど、レベル9を超える人は現れなかった。

 

1日中女子高生を見ているだけだったけど、案外と疲れるもんだな。あと、『武蔵』始動まで1週間を切ってしまっているっているのも焦らさせてる理由だろうね。適正レベルが高い人を探すって、オレの努力だけでは解決できないものだしね。


 翌日は1日中新宿で観察を続けた。渋谷とは違って多種多様な人達が溢れるほど居たんで、いろんなタイプの人をチェック出来たんだけど、それでも最高レベルは9までだった。『武蔵』始動まで残り5日しかない、焦るよね。


 残り4日、一昨日の渋谷と昨日の新宿を比べた結果、新宿のほうが老若男女を問わず人が多い、ということで、今日も新宿で1日中粘ってみた。小学生からおじいちゃん、おばあちゃんまであらゆる人をチェックしたんだけど、やはり最高レベルは9だった。このまま誰もクルーが見つからなかったら、オレ一人で武蔵に乗らされるのかな・・。

柄にもなくちょっと落ち込んだ帰り道、気分転換にアキバに寄ってみた。


駅を出ると渋谷とも新宿とも違って、おしゃれとかトレンディとかとは全く別次元の看板の乱立、空気すら独特な感じの空間なんだよね、ここって。でもオレみたいなオタクにとっては、ここが一番落ち着くんだよな。よし、せっかくだからヨンボで牛丼食べちゃおうかな。


せっかくオレの心の故郷アキバに来てるのに、既に職業病になってしまっているのか、チラチラと通行人のチェックをしてしまうオレが居る。ほほー、今更気がついたけど、案外アキバにも女子高生って居るんだね。渋谷と違うのはカバンにアニメキャラの缶バッチとかキーチェーンとかが着いてることくらいかな。あ、信号の向こうにめっちゃ気になる子が居るぞ。軽く茶髪になってる髪を耳より高めのツインテールにした、アニメのキャラみたいな子だ、さすがアキバって感じかな、でもすっごく可愛い。ちょっと適正見てみようか。うわぁっ、適正10だ!出たぁ!


早く信号変われー。早く信号変われー。今までの人生で一番信号が変わることを願ってるよ、たぶん。よし、変わった。


ツインテールちゃんが横断歩道をこっちに向かってくる。近づいて来るにつれて可愛いレベルもどんどん上がってく、可愛すぎるよね。彼女とのすれ違いざまにオレ達は友達だ、それも結構親しい、って『記憶リライト』を使った。そして直ぐに声を掛ける。


「よ、久しぶり!」


「うゎぁ、ユーさんだ。びっくりした。久しぶりだねー、元気してた?」


あれ?そういえば『記憶リライト』は相手の記憶にオレのことを上書きできるけど、オレは相手の情報が全然わからないんで、この子の名前すら分からないんだな、どうしよう。聞き出すしか無いな・・。


「いやぁ、最近ちょっとね。あ、そうだ、今ちょっと時間あるなら、スナバでコーヒー飲んでかない?」


「いーよー、ちょうど歩き疲れてたし。」


一緒に駅ビルのスナバに入った。


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