表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/255

第16話 クルーを探せ

 よくわからないが、ジュンさんの怒りが八つ当たり的にこちらに来る前に話を進めてしまおう。


「違いは分かりましたが、そんな矛盾だらけの装備をどうやって使えば良いんでしょう?」


「そうですね、例えば、ユーさんが『適正可視化』機能を使って、クルーにしたい人を見つけたとします。いきなり声をかけて、武蔵に乗ってくれ、とは言えないですよね。ですから、まずは、その人とユーさんが友達だった、という記憶を上書きするのです。その人と友達かどうかは、他の人に一切影響を与えないですよね?でも、ユーさんは、その人とコミュニケーションを取り始めることが出来る、と。まぁ、一例ですが。」


「あ、なるほど。確かにそれは便利な機能ですね。」


「要するに、証跡もなく、他の人と関連せず、歴史にも影響を与えない小さな嘘を実現する、みたいに考えて頂ければよろしいかと思います。」


「最初からその説明だけをすればよろしかったんじゃないかしら。」

まだジュンさんが怒ってる。


「機能は理解できたと思います。使い方はどうしたら良いんですか?」


「使い方は簡単で、これも相手を特定して、あ、具体的には意識をそのターゲットに向けて、上書きしたい記憶を思い浮かべるだけです。」


「これももちろん、エーデルシュタイン連邦の関係者には機能しないんですよね?地球に戻ってからじゃないと試せないんですよね?」


「それはもちろんそうですね。もし、わからないこととか問題がありましたら、エージェントの連絡装置で連絡取れますので、いつでも連絡下さい。」


「分かりました、ありがとうございます。」


装備担当の部屋を出る。


「なんだかカチンとくる担当者ですわね。」

廊下を歩きながらも、まだジュンさんの怒りは消えていなかった。


「オレは準備が整ったんで地球へ戻りますが、ジュンさん達も地球へ行くんですよね?」


「そうですね、でも、わたくしはもう少しオルフェン少佐と打ち合わせをしてから地球へ参りますわ。政府を巻き込んだ情報操作で大きな歴史改変も伴うのでしっかりと準備して、影響アセスメントもしないといけませんし。」


「では、オレは一足先に戻りますね。ここからなら転送エレベーターまでの行き方も分かりますし。」


「ではよろしくお願いしますね。なにかあったら直ぐに連絡下さいね。あ、あと、超絶可愛い女の子を見つけて嫁にしようなんて考えたら、わたくし、噛みつきますから、お気をつけあそばせ。」


うわ、オレに八つ当たりが来ちゃったじゃないか・・

それでもジュンさんはニコッと笑って小さく手を振って見送ってくれた。


 転送エレベーターのビルを出た。そうだ、早速装備を試してみよう。あのちょっとマッチョな人なんかどうだろうか。頭のなかで、適正可視化とイメージして、と。


あ、本当だ、マッチョな人の上にレベルインジケーターが現れた。

レベル6? 彼にはあまり適正は無いみたいだね。必要なのは体力だけじゃないってことかな。ま、でも、この機能は簡単に使えるんで便利だな。


今回のオレの任務はクルー探しなんだから、なるべく多くの人を見るべきだよな、ってことで、とりあえず駅前のコーヒー屋へ行くことにした。


もちろん、途中で見かけた気になる人達の適正をチェックしながら歩いていく。

やっぱりクルーなんだからってことでガタイが良い人をチェックしてしまうんだけど、レベル6を超える人は現れなかった。


コーヒー屋の窓際の席に陣取って、通行人観察兼適性チェックを始める。

お、ガッツリ柔道か空手か、武道やってますよって風貌の人が歩いてるじゃないか、これだよ、これ。早速適正を見る。ありゃ、レベル5だ。ええい、もう手当たり次第に見てみよう、次はオタク風な大きな紙袋持った人をチェック。あら、レベル6。武道家より適正高いの? え?この装置本当にあってる? よし、どんどんいこう、次はサラリーマンにしてみようか。ちょっと疲れた感の出てるサラリーマンをチェック。レベル3だ、そうだろうね。


チェックするターゲットを探してキョロキョロしていたら、ボーイッシュな可愛いらしい女子高生が目に止まった。ふと頭の中でジュンさんの『噛みつきますから』がリフレインされたが、本能を抑えることは出来ず、思わず目で追いかけてしまった。ま、目の保養だしね。すると、女子高生の上にもレベルインジケーターが現れた。いやいや、女子高生の適性を測ろうとは思ってないんだけどな、と思いつつもレベルを確認する。うぉあ?レベル8!?

え?なんで今までの最高レベルが女子高生なの? これって、アイドルを探せじゃなくて、クルーを探してるんだよ? もう本当になんでもありって感じだよな。よし、どうせなら次は綺麗なお姉さんでいってみようか。あ、あの首から社員証下げてる綺麗なOLさんはどうだろう、チェックっと。おぉっと、レベル7。 もしかして女性の方がクルーの適正があるってことなのか? あの主婦っぽい感じの人もチェックしてみよう。あら?レベル5だ。女性だから適正高いってわけではないみたいだな。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ