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異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


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第112話 鶏缶飯

『正面方向、釧路港です。』


「よし、来たぞ。ムサシ、釧路港を最大望遠でメインモニターへ映して。」


『了解、釧路港を最大望遠で表示します。』


メインモニターに岸壁が映し出されると、予想通りに戦車が大量にこちらを向いている。


「想定通りだけど、戦車の数もめっちゃ多いな。武蔵、機関出力停止。」


「了解、機関出力停止。1番核融合炉定格運転モードへ移行。敵戦車の射程距離外で停船。」

シオリが艦を止め、港に向き合うように武蔵が停船する。


『敵戦車主砲発射。』


「今回も撃ってくるのか。あたらないだろうに。」


「でも、敵の攻撃オプションはこれしかありませんから。」

シオリがこちらを向いた。


「まぁ、確かに。やられるよりは、可能性にかけるって感じか。いつも通り、進めるしかないね、レイナ、頼むよ。」


「了解、1番主砲、放物線軌道モード、対戦車用強粘弾を装填、目標左端の敵戦車!」


クォォォン。バッシュッ。


赤い塊が大きく綺麗な放物線を描いて、一番左の敵戦車の上に落ちる。


『着弾しました。』


あ、強粘弾の色が変わってない。よかった、味の追及は終わったんだな。


「それじゃ左端から順番にいくからね。1番主砲、放物線軌道モード、対戦車用強粘弾を装填、目標左端左隣の敵戦車!」


レイナが前回同様1台づつ戦車を仕留めていく。そしてこれも前回同様、精密射撃と相性が悪いレイナがイライラしてることだな。


『こちらたつなみ、武蔵、応答願います。』


たつなみ、大隅艦長だ。


「こちら武蔵、たつなみ、どうぞ。」


『こちらたつなみ。現在我々は釧路港へ接近中。先ほど貴艦が猛烈なスピードで我々の艦隊を追い抜いて行ったのは見えていたが、今は既に釧路港内か?』


「こちら武蔵。現在本艦函館港内。敵ヘリ30機、対艦ミサイル60発を迎撃、釧路港入口の機雷を排除し、現在、港に配備されている戦車群を対戦車用強粘弾で行動不能にしている途中で、残り23両を順次対応中であります。」


『流石武蔵だな。 それでは我々の艦隊も釧路港へ入港する。』


「了解です。引き続き敵戦車の処理を続行し、完了次第連絡します。」


『了解。よろしく頼む。』

無線が切れた。


「あぁ、面倒くさいな、これ。ムサシ、残りはあと何台?」

レイナがもう完全に飽き飽きしてる。


『残存敵戦車は後9両です。』


「9両か。じゃ、残りも順番にいくよ。1番主砲、放物線軌道モード、対戦車用強粘弾を装填、目標左隣の敵戦車!」

終わりが見えて来たんで、少しはモチベが戻ったようだね。


「よっしゃぁぁ、終わり! もう戦車対峙はごめんだな。」

レイナが右腕を前に突き出しながら言った。


「お疲れさん。これで『キタキツネ釧路』艦隊が安心して入って来られるよ。」


無線の送信スイッチを入れる。


「こちら武蔵、函館港の敵戦車、全車両の無力化終了。」


『こちらたつなみ、敵戦車の脅威排除済、了解。これから、あさひを着岸させる。』


無線が切れる。


「よし、後は『キタキツネ釧路』艦隊が着岸するまで、この場所で待機するとしようか。」


「了解ー。」

「了解。」


レイナとミズキが艦橋の窓に近づいて、2人で函館方面を見ている。


「ミズキ、レイナ、何かあったの?」


「うん? 何もないよー。 ほら、これが終わったら『自由の女神』が始まるんでしょ。そしたらしばらく日本が見られくなるな―って思ってね。」


「あぁ、なるほど。まぁ、そうは言っても、片道4、5日の予定だから、長くても2週間位だとは思うけどね。もちろん、何も問題なければ、だけどさ。」


「あとねー、わたしちょっと・・お腹空いて来たんだけどなー。」


「あ、確かに晩飯の時間だったよね。ここで食べる?」


「いいよー。コンディションレッドだし、この後も直ぐ、出航準備になるしんだしねー。レイナとシオリは?」


「あぁ、オレもここで今食べるよ。」

「私も食べます。」


「ほいきたー。ロボ、おいで―。」

やっぱりミズキが配膳ロボ担当なんだよな。


「レッドアラート中、ワンハンドメニューかミリ飯なんだね。鶏つくねライスバーバー、チーズホットドッグ、ロールピザ、鶏缶飯だって。何にするー? ユーさんは?」


「そうだな、鶏缶飯にしようかな。」


「レイナとシオリはー?」


「オレはチーズホットドッグだな。」

「私は鶏つくねライスバーガーお願いします。」


「了解ー。鶏缶飯1つ、チーズホットドッグ1つ、鶏つくねライスバーガー1つ、と。わたしは何にしようかなー。うーん、わたしも鶏つくねライスバーガーにしようっと。はい、注文っと。」


しばらくして配膳ロボットが戻って来た。


「はいこれ、鶏缶飯、ユーさんねー。 ホットドッグはレイナでしょ。で、鶏つくねライスバーガーがわたしとシオリだよねー。」

ミズキが配ってくれた。


パカッ。

鶏缶飯の蓋を開ける。


ミリ飯って雰囲気あるよな、って実際に戦艦で戦闘中なんだけど、正直、武蔵の中にいると、確実に安全って解ってるから、あまり戦闘っていう実感は湧かないんだけどね。


パクっと一口。うん、味も良いよ、鶏缶飯、良いじゃないの。

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