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異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


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第108話 市ヶ谷

 ジュンさんと2人で夜の無人の公園を抜けて、過去2度ともたどり着けなかった念願の町中華へ入った。


これぞ、ザ・町中華といった感じの真っ赤な天板のテーブルに座る。


「オレはジャスミンハイにしますけど、ジュンさんも同じで良いですか?」


「はい、飲んでみたいですわ。」


「じゃ、ジャスミンハイ2つ、餃子1枚、味付けメンマ、ネギチャーシュー、ザーサイ、あと、ニラレバ下さい!」


「はいよっ!」


ドンっ。


テーブルにジャスミンハイの大きなジョッキが置かれる。

一緒に、突き出しのゴロっと大きめに切ったきゅうりの漬物が来た。中華風っぽく、ごま油が少しかかってる。こういうのが美味いんだよね。


「では、明日からの『キタキツネ釧路』成功へ向けて、乾杯!」

「乾杯!」


ゴキュっ。

うん、フローラルで甘やかな香りとジャスミンの花の風味がたまらないんだよね。


「あら、確かにこれ、ジャスミンの香りがふわっと鼻孔に抜けて、とても美味しいですわね。」

ジュンさんも気に入ってくれたようだ。


「特に、こういう油多めの中華メニューに合うんですよ。」


厨房から炎が上がる音と、中華鍋が振られるカンカンという音が聞こえてくる。

この音も味のうちなんだよ。天麩羅屋での繊細なパチパチ音もたまらなかったけど、結局オレは慣れてるこっちの音の方が落ち着くかな。


直ぐにテーブルの上が料理の皿でいっぱいになった。

味付けメンマにはラー油をたっぷり掛けて、ネギチャーシューには洋カラシをちょっと乗せて、と。うん、美味いね。

ここの餃子は皮が薄くてパリパリ、本格中華みたいなもっちり皮より、オレはこっちの薄いパリパリ皮派なのだ。そして野菜がたっぷりですっごくジューシー。

黒酢をちょろっと垂らして頂くと最高なんですよ、これが。


昼も夜も食事を堪能したのに、更に2次会でも堪能して、いい感じにエンジン掛かっちゃったんで、もう一軒行っちゃおうか、と思ったものの、流石に明日8時には現実に引き戻されるんで、そこは涙を堪えて3次会は我慢することにしよう。


店を出る時に、ジュンさんがタクシーを捕まえてくれた。


「ユーが一人だとまた妙なことに巻き込まれるといけませんから、近いけど車で帰ってね、おやすみなさい。」


「おやすみなさい、また明日。」


アパートの部屋に戻って、流石にもう缶ビールも開けずに顔を洗って、そのままベッドに潜り込んだ。懐かしいし、安心するベッド、だけど、武蔵のベッドの方がフカフカで気持ち良いんだよな・・。


 7時、スマホのアラームで目が覚める。

熱いシャワーを浴びて、少し、いや、かなり残ってる酒を抜かなきゃね。


シャワーを浴びてさっぱりした所で、更に熱いコーヒーで酒を抜かな・・いや、朝食を食べなきゃ。


濃いめのコーヒーのお供は、昨日買った、ソーセージ入りクロワッサン。

これをほんのちょっと、10秒位かな、レンチンすると美味さ倍増なのよ。


朝食を終えて、出発準備。着替えの服をカバンに詰めて、戦利品のジャンクキーボードと薄い本を3冊、くどいようだけど18禁じゃないやつだからね、も詰め込んで、はい、準備オッケー。


次にいつ戻って来られるかわからないから、軽く部屋を掃除する。

帰って来た時に直ぐにベッドにもぐりこめるように、ここは綺麗にしとかないとね。

あと、特に水回りは汚いと臭くなっちゃうから。


制服に着替えて8時5分前にアパートを出ると、黒塗りのセダンが止まっていた。


直ぐに助手席のドアが開いて海自制服姿の男性が降りてくる。


「小笠原3佐ですか?」


「ご苦労様です、小笠原3佐です。」


「お待たせしました、それでは防衛省まで参りましょう。」


前回防衛省へ行った時にはまだ自衛官に任命されてなかったからか、スーツ姿の運転手だったけど、今回は普通に制服自衛官が運転してくれるんだね。


30分少しで市ヶ谷の防衛省へ着くと、会議室のような所へ案内された。

部屋には既に下里1佐、オルフェン少佐とジュンさんが居た。


「ジュンさん、オルフェン少佐、おはよう御座います。」


「ユー、おはよう。」

「ユーさん、おはよう御座います。他のメンバーが到着するまでこちらでお待ちください。」


「了解です。ここから一番遠いのはミズキだからミズキが最後に来るのかな?」


「たぶんそうなりますね。でも、全員揃い次第すぐヘリで横須賀へ向かいますから昼まえには出航出来ると思います。」


「まずは釧路、そして北極海からニューヨークですね。あれ、そういえばニューヨークに上陸するのはオルフェン少佐だけなのですか?」


「私を含めて3人で、他の2人は後程ご紹介します。」


「その2名は本物の自衛官なのですか?」


「いいえ、エーデルシュタイン対外情報部のエージェントです。もちろん、既に防衛省内の情報操作工作は済ませてあるので、今は戦艦武蔵改造プロジェクトの新メンバーという事になってます。あ、ちなみに私も『自由の女神』には下里1佐としてではなく、別の役柄で参加しますので。」



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