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異世界エレベーター リストラされたオレが異次元の力で地球を救う、のか? ~復活の戦艦武蔵~  作者: Sakamoto9


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第104話 新たな作戦

 せっかく女性、それも可愛い女性を助けるっていう良いことをしたのに、アイツらのせいとはいえ、地球の人口をまた2人減らしちゃったじゃないか・・。


もう餃子の気分でも無いから、コンビニでビールとつまみ買って帰ろうっと。


部屋に戻って2本めの缶ビールを飲み終えたところで携帯電話が鳴った。

あ、ジュンさんだ。なんだろう、こんな夜遅くに。


「はい。もしもし?」


「ユー? せっかくの休暇中なのに悪いんだけど、明日朝、プリマベーラへ来てもらえますか? 武蔵プロジェクトに関してミーティングすることになりましたの。」


「はい、明日朝ですね、わかりました、行きます。」


「あと、ユーの防衛装備が作動したって記録が来たのですが、何かありましたか?」


「あ、また公園でカツアゲされそうになって・・。」


「ユーは本当にそういう場面に遭遇しますね。うん?もしかして、女性を助けてヒーローになろうとしたわけではないですよね?」


「違います違います。公園で2人組の男に絡まれたんですよ。」


「そうですか。一応、繰り返し言っておきますが、もし浮気したら噛みつきますからね。」


2人組の件は問題ないけど、ナンパから助けた女性の件を知られたら・・

ちょっと背中がゾクゾクっとなったぞ。


 翌朝、転送エレベーターのあるビルへ入ってエレベーターに乗りこんだ。

だいぶ板に着いてきた転送ポーズを一人で恥ずかしげもなく決めてみた。


エレベーターをおりると、いつもの緑ランプのアイツに案内されてミーティングルームに入る。


ミーティングルームにはロビスコ対策会議の時と同じ6匹、いや6人が居た。


ネッコ、いや、ジュンさん、いや、ジュフラン大佐の手招きで隣の席に座った。


「早速ですが、オルフェン少佐、現状の報告をお願いします。」

進行役はやはりジュンさんなんだね。


「はい、我々の転送装置は地球上に7箇所ありましたが、現在、稼働しているのは日本の一箇所のみで、後の6箇所は地球側の出口となるエレベーターが設置されていた建物が破壊されたものと判断します。」


「日本以外の各国の状況は? まぁ、転送装置が使えないから情報収集できないってことだよな。」

バルノフ大佐が独り言のようにゴチた。


「本国からの指示は、地球に現存する技術を強化して、地球人自身の手でロビスコを撃退する、ということでした。しかし、現状すでに日本以外はロビスコの手に落ちてしまったものと判断します。従って、武蔵の次の目標は世界の開放です。そこで、世界の武蔵となるために、対外情報部はニューヨーク、国連本部で情報操作を開始します。」

ジュンさんが全員を見回すように言った。


「概要は理解したが、具体的にどうやってニューヨークへ乗り込むんだ? アメリカ本土がロビスコに占領されてる以上、飛行機では行けないし、まさか武蔵で? いや、流石に武蔵でニューヨークへ乗り込んだら目立ちすぎるだろう。」

ジエリオス大佐がジュンさんの方を見る。


「しかし、現状では武蔵以外の方法がありません。そこで、個人用潜水艦を作ります。武蔵で可能な所までニューヨークに近づいて、個人用潜水艦を発進させます。」

デクター大佐が説明した。


「個人用潜水艦はサメをイメージして作りますので、万一目視されても潜水艦だとは見破られません。また、対外情報部員が上陸した後は、自動で深海に潜り自爆するようにセットしますので、上陸の痕跡も潜水艦の残骸も残しません。」

エルダルン研究主任が続けた。


なるほど、サメ型潜水艦って、ツバメ、カモメの派生形ってことだね。

生物擬態型が気に入ってるんだな、エルダルン研究主任。


「それで、ニューヨーク近海までの航路はどうするんだ? まさか武蔵でパナマ運河は通れんだろう?」

バノルフ大佐が首を傾げた。


「北極海を通ります。武蔵の艦底電磁バリアと指向性ショックウェーブで砕氷して進めます。」

エルダルン研究主任が頷きながら言った。


「そうか、それであれば発見される可能性も下がるし、良いんじゃないか。」

ジエリオス大佐が大きく手を叩いた。


「ワシも良いと思うな。」

バノルフ大佐も頷いた。


「それでは、対外情報部によるニューヨーク上陸、国連への情報操作を『自由の女神』作戦として、『キタキツネ釧路』の後に発動させます。」

ジュンさんが皆を見渡して言った。


「『キタキツネ釧路』の後、そのままベーリング海を抜けて北極圏を通って北大西洋へ出るってことだね。大きな作戦になるが、よろしく頼むよ。」

ジエリオス大佐がジュンさんの方を向いて言った。


「では、本日のミーティングはこれで終了とします。」

ジュンさんがミーティングを閉会すると、全員が立ち上がって部屋を出て行った。


「わたくしとオルフェン少佐は対外情報部で『自由の女神』の準備をしてから地球へ戻りますが、ユーはどうしますか?」


「そうですね、オレはアパートに戻りますよ。」


「そうですか。わたくし達も夜までには地球へ戻る予定ですので、また後で連絡しますね。」


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