光をください
アパートの部屋で、
僕は一人ぼっち。
ここは、
地獄なのか、
天国なのか、
どちらとも分からない。
誰に会うことも無く、
家事はしなければいけなく、
ただ面倒くさい日々。
そう考えれば、
ここは地獄だ。
夢を好きなだけ描くことができる。
昼夜逆転したって平気。
誰に口うるさく言われることも無い。
そう考えれば、
ここは天国だ。
ああ、
光をください。
光をください。
みずみずしい感性をください。
溢れるような才能をください。
燃えるような情熱をください。
学者のような勤勉をください。
少年のように、
恋がしたい。
高い高い崖に咲く花。
届かない。
届かない。
分かってるんだ。
もう僕は、
子供じゃない。
1人で登って、
取るんだよ。
アパートの部屋で一人ぼっち。
僕にできることは何か。
どんな文章を書けば、
人が喜んでくれるのか。
一生懸命、
考える日々。
分からない。
分からない。
疲れた。
疲れた。
ああ、
光をください。