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異能アカデミー夜月学園!!  作者: 稲荷
怪異大集合 編
18/19

第18話 犯人との対峙

「…コクリ」

「…コクリ」

バタンッ!!


二人でそう頷いて、勢いよくドアを閉めた。

ドンドンドンドンと中からドアを叩く音が聞こえてくる。


「…いる」

「うん。」


二人で精一杯ドアを塞ぎながら、辺りを見回す。近くには工具と板材とだだっ広い廊下しかねぇ…

…あるじゃねぇか。


「アレ使うぞ。」

「…コクリ」


そしてオレはその板材と工具を猛スピードで持ってきて


「行くぞ…オーラオラオラオラテイエムオペラオォォ!!」

「ウーラウラウラウラウラウラウラハルウララァァ!!」

ガガガガガガ!!


と猛スピードで二人揃ってドアを塞ぐ。

が…


「…」ヒョコリ

「あ、なんだ幽霊か。」

「トモダチ…」


と余裕もってすり抜けてきやがった。それを見て適当にそう反応する。見るとなんか赤いのめっちゃ持ってる…


「ウッ…オエッ。」

「子供の臓器…」


それが何か理解し、思わず吐き出すオレと引いてる桃。


()()()()じゃき。」

「オロロロロ…」

「へぇ…赤ちゃんって美味しいの?」

「ウウッ…変なこと聞くなよ。」


男はそう答えながらクチャクチャとそれを食べている。

ちなみに「へそのう」というのは「へそのお」とも言う。

それを見てさらに吐いて青ざめるオレと興味津々でそう聞く桃。おい。味見しようとか思ってないよな?


「みずみずしく血の味がするき」


いや答えんのかよ。マジかよ。とりあえず…


「おみゃあはやめとけよ?やったら閻魔の所に強制送還な?」

「…遠慮しとく。」


と桃にそう釘をさしておく。コイツまで変な性癖に目覚めたらたまったもんじゃねぇ。…おい待て。なんで故郷の言葉出してんだオレ。


「なんじゃ、方言がか?まっこと珍しいきのぉ。」


いやお前も食いついてくんのかよ。…まぁコイツも変な喋り方してるけど。


「そう言っとるおみゃあも方言だがや。

土佐の方かや?」

「ちいと待てアンタも言っとることがあっちゃこっちゃしとるがや。」

「アンタもだがね!!」


あーダメだ。方言での会話になってやがる…

っとここで…


(なんつってんの?って人向け!!桃の補足コーナー

私と姉ちゃんが話してるのは尾張弁!!今言った所の主な方言はこれ!!


おみゃあ→お前

〜がや→〜だろ。

〜かや?→〜かな?

あっちゃこっちゃ→あべこべ

〜だがね→〜だね!、〜だ!


つまりさっきのを標準語に直すと…

「そう言ってるお前も方言でしょ。土佐の方かな?」

「ちょっと待て。アンタも言ってる事があべこべだろ!!」

「アンタもだ!!」

と言った感じ。

訛りは国の手形!!みんなも調べてみよう!!ここからはカッコ内に訳して書くよ!)


「そっちの方言なんぞ知らんがじゃ。ワシのおやつタイム覗きよってのぉ?今夜は夜景もえい。胎児食うにゃえい夜っちゅうことちや。ほんにおまんらはそげな時間のまぎるきぃじゃのぉ。(そっちの方言なんぞ知らんよ。ワシのおやつタイム覗いて。今夜は夜景もいい。胎児食うのにはホントにいい夜だよ。ホントお前らはそんな時間の邪魔じゃのぉ。)」


はぁ、何言ってるかは知らんが人食うのは許せんな。


「それ、夜食って言うの。」

「あ、治った。」

「ただ人殺しは感心しないね。オマケに食うとは。」


いや治すな。なんのためにさっき説明したんだよ。

ともかく、オレも桃に同感だ。


「胎児は癖になる味ちや」

「ああ、タバコ酒ヤクと同じ理論だわ。姉ちゃん。塩と皿持ってきてあったら八角形の。」

「ちょいと邪魔して…あったぞ。」


となんか言い訳しようとしてるがそれを遮るように桃がそう言う。オレはその言葉で部屋に入り、桃が言ってた塩と皿を持ってきた。…これお祓いだよな?


「ち、ちょっと待ちぃや!」


それ見せられた瞬間ヤツは部屋の奥に逃げ込みやがった。


バガァァァンッ!!


「じゃあ人殺しやめな?」

「…」スッ


すぐに扉を蹴破ってそう言い放つ桃。オレもとりあえず盛り塩の構えをしておく。


ムチャムチャムチャ!!


おいおい。脅されてんのにまだ食ってやがる…


「…よし。やっていいよ。」

「ホイホイ。」

「コルァ!!やめんがか!!」


痺れ切らしたのか桃がそう言い、オレは塩を盛り始める。なんかキレてるが知ったこっちゃねぇ。


「え?だって今君、産まれてくるはずだった赤子を食べてるじゃん。」


桃も同じ考えみたいだな。


「…」


思わず後ずさりする犯人。そして桃は再度警告する。


「ラスト警告。人を殺したり、食べたりするの禁止ね。」


少しキレ気味でそう言う桃。おいおい…こりゃ幽霊が幽霊説教してる感じになってるぞ?


「…私がそげに簡単にやめると思うがかえ?」


そう言ってヤツはゆっくりとビルの端へと歩いていった。


「…やめねぇならどうするか?…殺すに決まってんだろ。」


オレと桃は電光石火でヤツの目の前に近づき、目の前でそう言う。


「うおっ…ワシは殺せんぜよ…」


ヤツはもう一歩さがる。オイオイ。落ちるぞ…

待てよ…殺せねぇってことは…ニヤリ。


「じゃあ痛めつけ放題って事か?」

「姉ちゃん…Sになってるよ…」


オレはニヤついてそう聞いてみる。冷静に桃にツッコミ入れられてるが、殺せねぇって事はそういう事だよな?


「ケッ…もうえい。じゃあの。」


ヤツは飛び降りやがった。

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