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サモンセレクション different world  作者: エミリア
異世界遠征編
2/2

銃野学園

岬の通う銃野学園。


学園に入ると岬に思いもよらぬ話が入る。


この決断が岬の運命を大きく塗り替えることになるとは彼はまだしらなかった。

「岬、岬ー見て見てー桜だよ桜。」


「いちいち騒ぐんじゃねえよ。お前は子供か。」


今、峰子と岬は二人で学校に登校していた。


銃野学園、前にも説明したが異世界で戦うための力をつける技術を身につける異世界召喚選抜機関のひとつ。


もちろんこの学園以外にも異世界召喚選抜機関は存在する。


それが京都の魔野学園と北海道の治野学園である。


それぞれの学校には独自の特色があり、文化祭や体育祭などで特別なイベントが存在する。


京都の魔野学園は魔術に力をいれており、北海道の治野学園は魔術の中でも支援魔法や回復魔法に力をいれている。


それぞれの学校で取れる資格は異なり、そのなかでも上級資格を持つものだけしか異世界の門を潜ることは許されない。


なかでも銃野学園は幅広い資格に恵まれ、これは俺がこの学校に入学を決めた理由でもある。


そして、実力が認められると上級資格を賭けた試験に挑戦できる。


中でも全ての資格を手にしたものしか獲得できない勇者資格という資格は、自分の指定した異世界の救出作戦に参加できる。


上級資格さえとれば異世界への救出作戦に参加できるが、身内が被害にあったものの多くは自分の家族を救うため学園に入学している。


岬も例外ではない。

自分の家族を優先的に助けたいと思うのは当然であり、多くのものがそう考え勇者資格を目指すのも当然だろう。


目指してるものが多ければ道はそれだけ厳しい。


岬は銃の腕前は一流といえるがそれ以外においては能力が優れてるとは言えない。


魔力はとても弱く、剣の扱いめ特別上手くない。


岬はそんな自分に嫌気がさしていた。


しかし、そんなことで躓いては勇者資格なんて遠いなんてもんじゃない。


それに加え岬は誰かと馴れ合うのを好んでなく、パーティーを組む授業はいつも一人で望むため協力点数が加点されず、いつも点数が低い。


色々なことが彼の行く手を阻むため、彼の頭を悩ませるのも無理もない。


「岬さー、そろそろ意地はるのやめたら?そんなことだからいつまでたっても上級資格を狙いんじゃない?」


「意地なんて張ってない。みんなが俺についていけないだけだろ?」


「それを意地張ってるって言うのよ。」


近衛は今の授業の受け方について注意したが岬は全く耳を傾けなかった。


そうこうしてるうちに二人は学園に到着した。


「じゃあ私は自分の教室いくから岬授業頑張ってねー」


近衛は自分の教室にいくため立ち去り、岬も自分の教室に行くため足を進めた。


「お、岬岬ーちょっとまてまてお前に大事な話があるんだ。」


気さくに話しかけてきたのは支援魔法の先生であるマルベール・岡崎先生だった。


「マルベール先生いきなりなんなんですか?今朝は夢見が悪くて期限が悪いんです。茶化すならまたの機会にしてください。」


岬はめんどくさいやつを見るような目でマルベール先生に問いかけた。


「今日はお前を茶化しにきたんじゃないんだ。言い話をもってきたぞ!」


マルベール先生はすごいイキイキした目で話始めた。


「GW中に北海道の治野学園で、サポートマジカリスト養成合宿ってのがあってな?合宿中に一定の点数が取れれば合宿最終日に資格獲得の試験に挑戦できるらしいぞ!

しかもパーティー単位の授業はなく、完全個別得点制らしい。

お前にも悪くない話だろ」


マルベール先生の言ったことは最もだ。


パーティー単位の授業がない上に短期間で上級資格を獲得できる。


岬がこの話に乗らない手はない。


「マルベール先生...その合宿参加させてくれ‼」


岬の返答は一瞬だった。


「お前の思いしかと聞いたぜ。さっそく予約をいれとくぞ。ただし、一つ条件がある。」


「条件?俺にできることならなんでもやるぜ。」


岬はこの話を逃すわけにはいかない。


条件をだされたとしても当然合宿には参加するつもりだ。


「異世界遠征をお願いしたい。話は簡単だ上級資格者とパーティーを組んでその世界の魔物の討伐をお願いしたい。」


それを聞いたとき岬には色々な思いが頭をよぎった。


「異世界遠征か。先生そのはなし俺自身の実力のupのためにも呑みたい話だが俺が他の人間と馴れ合うのは嫌いと知ってて言ってるのか?」


岬は若干怒りを露にしながら、マルベールに問いかけた。


「ああ知ってる。しっかし人手が足りてなくてなほら異世界って無数にあって異世界の数だけ救う命があるだろ。お前の言い分も分かるがここは私を助けると思って頼む。」


マルベール先生はまるで、岬以外に頼る相手がいないような態度でお願いしてきた。


「仕方ない。今回だけだぞ。」


岬は少し腹をたてながら、この話を呑んだ。


岬とマルベールは話が終わると別れそれぞれ教室へと向かった。












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