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オーバーロード(過積載)

(´・ω・`)つ(DDD)餃子でも食べてくれ。

順調だ。

毎日のトレーニングを行っている。

筋肉の衰えは全く無い。

あまりのノーコン振りなので、投球練習をしたら。


5球も投げたところで。

ネコミミ女中がすっ飛んできた。

「皇帝陛下ナニを荒ぶっているのですかにゃ?」

「うむ、練習だ。」

「周囲に迷惑だからやめてほしいにゃ。」

まあ、確かに石が飛んできたら迷惑だからな。

「そうか、ではキャッチボールをしないか?」

「なんですかにゃ?それは?」

「一人が球を投げてそれを、もう一人が受け止め相手に投げ返す遊びだ。」

「そんなもの処刑とかわらにゃいにゃ。」

「そうか、日本ではごく一般的な遊びなんだが。」

「この世界ではできることとできないことがあるにゃ。キャッチボールもその一つにゃ。」

「この世界はいろいろ不便だな、やはり日本が…。」

「大丈夫だにゃ!!この世界にも面白いことが一杯あるにゃ!!さあ、仕事だにゃ!!帝国の未来は明るいにゃ!!」


玉座にすわるのが皇帝の仕事ですにゃ。

ネコミミ女中の言い分はわからないが。

報告では設計どうりに運河や農業用溜め池、水道(ローマ式)が完成したと聞いても見に行かなければならないだろう。

見学したい旨伝えても。

今はダメですにゃ、時期が悪いですにゃ。

占いでは来月が吉ですにゃ。

黒いネコが前を通ったから今日は止めておいた方が良いですにゃ。


玉座に座っていると、リリンが膝の上に乗ってくる。

時々、かなり深く座ってくるので、尻の位置が…。一部が…。イイ匂いだ…。

だが子供だ。



「あ、あ、あの~、皇帝陛下、ダークエルフの代表者がおお見えです。」

ジズが報告する。最近ジズは何か固い、緊張しているのかも知れない。

まあ、人質扱いでは仕方ないか…。

「エルフ?居るのか?」

「え、エルフじゃなくて、ダークエルフです。」

「こーてーへいか、リリンのおかあさまはエルフなんだよ~。」

「ほう、ではジズも?」

「い、いえ私の母は悪魔族です。」

「なるほど魔王ベルゼーはなかなか男前だからなあ。」

悪魔エルフか強そうだな。

「ダークエルフとはどんな一族だ?」

「だーくえるふは南のほうの海の近くに住んでいる人たちで~、帝国領内にも散らばって生活してるよ~。エルフは北のほうの寒い地方で森の中で生活してる~、暑いのが苦手なので魔王領にはあまり居ないよ~。」

「うん?エルフとダークエルフの違いは北と南だけなのか?」

「本人達に言うと機嫌が悪くなるけど~、言葉も良く似てるの~。イントネーションが違うから早口だと聞き取れないことがあるよ~。」

「リリンは暑いのは平気か?」

「おかあさまほど暑がりではないよ~。」

なるほど、だから薄着なのか。煽っている訳ではないのだな。

「あとは、外見的特長は?」

「ニンゲン族と変らないにゃ、耳が大きくて尖っているにゃ、ダークエルフが銀髪の小麦色の肌、エルフが金髪、白い肌で、ニンゲン族より長生きにゃ。」「うるせえ、ネコしゃべんな」

「「はい?」」

何か聞こえたぞ?空耳か?

「寿命が長いのか?」

「あ、はい、寿命の短い順では動物<ニンゲン族<獣人<<悪魔族=ダークエルフ<エルフ<<<<ドラゴンです。」

「そうか~、うん?ジズとリリンは何歳だ?」

「あ、25歳です」

おお、ジズはオレより年上か!!女子高生にしか見えないが。

「リリンは?」

「えー、まおうさま、おんなの子の歳聞くなんて犯則ですよ~。」

「リリンは今年で35歳です。」

「ジズしゃべんな!!」

すごい形相でリリンがジズを睨む。

「まあ、まて姉妹で喧嘩するんじゃない。長生き種族なのだから歳の数はあまり関係無いだろう。魔王は何歳なんだ?」

「120歳だ、魔王を名乗るクラスの魔力だと歳をあまり取らなくなる。」

「わたしは26歳ですにゃ~。」

ほう、皆、年上だな

「それだと、リリンのほうが姉なのではないのか?」

「ジズおねーさまのおかあさまが第一夫人なので、歳が幾つ離れててもおねーさまなんだよ。」

ころっと笑顔になるリリン、文化が違うのか。

「だ~か~ら~、こーてーへいか、リリンとずっこん・ばっこんして、早く魔王を生ませて~。」

「ジズが魔王を生んだら、リリンの子は次の皇帝でもイイヨー。」

「ふっふっふ、黙って聞いていれば随分オボコ(処女)い物言いにゃ、次の皇帝を生むのはこのわたしにゃ。」

爆弾発言をする。ネコミミ女中のエルム。皆が俺を睨む。ジズだけドン引きしている。

「エガシラ、いつのまに、おぬし、わらわを手篭めにしたのでは飽き足らず…。女中にまで。」

「服を着たままヤッたにゃ。すごかったにゃ、へとへとにゃ~。夜の魔王があひんあひん言ってた理由がわかったにゃ。」

さらに追い討ちをかけるエルム、確かに尻にの動きについムラッとしてやった、今は、尻尾の謎が解けて満足している。

「ジズ!!今夜、二人で皇帝陛下のベットへいくぞ!!」

「え、いや、わたしは「オボコとまで言われて黙っていられるか!!」はい。」

すごい気迫のリリン

「まてまて、リリンあせるな、ちゃんとするから、ジズを巻き込むな。」

下を向き、ぶつぶつ呟くリリン。くそっ!むねか。むねなのか。あんなきにゅうのウシおんなのドコが…。

ほっとしたジズがたずねる。

「皇帝陛下は幾つなんですか?」


「うむ、20歳になったはずだ。」


「「「「え?」」」」






魔王とエルムが何故か真っ白になった。

外って置いても構わないであろう。  うそ、わらわはそんなこどもに…。そんなにわかいのにあんなのはんそくにゃ…。

リリンは玉座の右側に立っている。

待たせていたダークエルフの一団が入場して、目の前にひざまずく。

「こてーへいかつうやくしますよ~♪」

「うむ、頼んだ。」

背筋を伸ばして一団を眺める。長老だろうか顔をあげ、発言する。


「エガシラ、コーティールイーガー」

「は、?」

「エガシラ皇帝陛下に祝福を。」

「え?ほんとに、言ってる?」

「はい、言ってます。ああ、祝福と言う意味と、繁栄と言う意味が混ざってますが…。どちらにしても皇帝陛下を称える言葉です。」

不思議そうにこちらの顔を覗くリリン。

「テンハン、イー。チュウドン、スー。ソーハン、エンザーキー。」

「我々は南西の海に生きる者たちです。」

なんだろ、中華飯を食べたくなった。脂とでん粉の取り過ぎはボティビルの敵である。

高校の頃はよく食べたが、ココ一年ぐらい食べてないな。

「バリ、イー。ソーメン、リュー。パーロー、シャーレン、エンザーキー」

「しかし、近年の寒冷により作物も育たず、海竜も出没し漁に出た者も帰らず。」

「ソーハンダイ、パイハンダイ、ヤナギダイ。クーローイーナーホー」

「子供も餓死して、母親は乳も出ず、赤子も死ぬ状態です。」

リリンがすごい悲壮な表情をしているが。なんかスゴイ飽食にしか聞こえない。

「イーガーコーティール、ヨクヤキ。」

「皇帝陛下の御慈悲を持って我が民をお救いください。」


うむ、全く悲壮に聞こえない、活気のある中華料理屋の様だ。

鉄の中華鍋の取っ手を素手でふるうコックが居るぐらい。

ネコミミ女中のエルムがエプロンドレスの胸元からハンケチを取り出して目頭を押さえている。

魔王が目を閉じ、顔を伏せている。コレは泣く前の魔王だ。


「こーてーへいかお言葉を。」

「へ?」

皆が俺の顔を見ている。

「うむ、では、そーはんだい、いーなーほー。」

「「「は?」」」

皆ポカンとした顔をしている。ダークエルフの一団もだ。

「皇帝陛下みなまじめな話をしてるんだにゃ。ふざけないでくださいにゃ。」

「いや、すまん、間違えた。」

「くーるーろー、さん」

リリンが翻訳して、皆がほっとした顔になった。

「イーガーコーティール、エガシラ。」

「帝国に繁栄をエガシラ万歳」

「え?さっきと違わない?」

「こーてーへいかエルフ語は単語の前後が変ると言葉の意味がちがうんですよ~。」

そうか、良く解からんが経済支援の申し込みか。

しかし困ったな。

「リリン、伝えろ、我が故郷に残る古い言葉で、”隣国を助ける国は滅びる”と言う言葉がある。お前たちは我々に何の利益がある?」

皆、ドン引きである。

「えー?えーっと。ちゃうす、しー、いーなーほー。ばりだい、そーはんめんてー。ほいこーろー。くーるーろー」

流石に、ダークエルフも団員で、言葉をかわす。バリダイ、ソーハン、イーガー。

「シャーレン!!」

長老が低い声で皆を抑制する。これは、解かる”落ち着け”とか、”静かにしろ”とかだろ?

「ナーホートオシマス、コーテーリャン、ソーハンダイ、ムーシーロー、ニラレバ。」

「え?今ニラレバって?」

「はい、もしこーてーへいかに何かあれば我が兵が駆けつけますと言ってますよ~。”にられば”で、もしも~ならば、って意味です。」

そうか、にらればか…。もう十何ヶ月も食べたて無いな。

「それだけか?」

「やなぎ、うー。しゃーれん、しー。」

「パイハン、ダイ。コーテルリャンガー。」

「え?孫を皇帝陛下に献上します?」

一団の一人が前に出た。服を脱ぎ。脱ぎ。

ひもビキニの挑発的な上を向いたバルクをさらけ出した。ムッチムチの小麦色、銀髪ちゃんねーである。

ほぼマッパに近いが、ギリギリおまわりさんが芸術性を認めてOK出すが。カメラ小僧に包囲されそうなボティ。

長い髪をかきあげ挑発的な唇をなめる舌。

皆が驚いている中。まるで、勝ったような笑みを浮かべる長老。


リリンがまるで親の仇のような表情で睨み。ブツブツ、呟く。きにゅうのばいため、ほろびろ、もげろ…。

「”それでは足りない全てを寄越せ”と言ってやれ。」

「それはひどいにゃ。」

「こーてーへいか、それは、きちくです。」

「わらわもそれは…。」

「え、ちょっとどんびきです。」

みな、引いている。

「こーてーいへいかほんとによいのですか?、えーっと。いーがーこーてるーかいかい。すたみな、だい、べとみそりゃん。」

さあ、怒れ、隣の国が滅亡してから空白地を埋めれば良いのだ。

こちらには関係無い、国の困難な時に隣国に助けを求める国なんか頭がオカシイはずだ。

ダークエルフが全員いきり立つ。

ただ、長老だけがまるで苦渋を飲むような表情をしている。

「シャーレン!!シャーレン、シャーレ…。」

全てを押さえる長老の言葉に、皆が奥歯を噛締めている。

「エガシラ、コーティールイーガー、ヤナギ、ミソ、スタミナ、ニンニク、エンザーキー。」

まるで、リリンが降伏するような重い口調で翻訳した。

「我が郷土はエガシラ帝国に帰属して帝国に忠誠を誓います。」



やったね!エガちゃん仕事が増えるよ。

(´・ω・`)テキトーに書いているので。

店でやると大変危険な行為になります。まねしないでください。



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