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世界が終わるまで…

初めまして、道楽者です。

とりあえず、初めて書きます。

おそらく、至らぬ点しかないと思いますが(それはどうなん?w)、まぁ、気長に見てやってください 。

なるべく定期的に更新しようと思いますが、

確約はできません、すみません!

全てに返事はできませんが、ご意見や辛辣な感想などもお待ちしております。

とりあえず、よろしくお願いします♪



いつか誰かが助けてくれる…

髭のはえた男が言った。


きっと誰かが救ってくれる…

髪の長い女が言った。


また誰かが口を開き、同じようなことを口にする。

それは連鎖し、本当にそれが現実なるかのように、自分以外の皆が希望に満ちあふれた目をしている。


キモチワルイ


そんなことは起こらない。

すでに世界は終わったのだから…



◆◆◆



今日もいつもと同じ退屈な日だ。

学校行って、つまんない授業で寝て、友達と駄弁って…いつもと同じ、本当に退屈な日だ。

でも、俺はどこにでもあるような退屈な日が、そんな毎日が、本当に好きだったんだ。


「なぁ、今日もゲーセンよってこうぜ」

「わり、今日は親父に寄り道すんなって、言われてんだ」


俺、坂倉(さかくら) 優斗(ひろと)は友人である久賀(くが) 一弥(かずや)の誘いを、申し訳ないと思いつつも断りを入れる。


「あぁ、あの親父さんかぁ。それじゃ、しょうがないな。優斗には悪いけど、おっかないよなー」


苦虫を潰したような顔でつぶやく友人に、


「いや、あの人はしょうない」


と、苦笑まじりで返す俺。


一弥は、馬鹿で学校の成績もお世辞にもいいとは言えないが、世話好きで、誰とでも仲良くなる本当にいいやつだ。

そんな一弥にすら、怖がられるうちの親父、坂倉(さかくら) (げん)は、海外を飛び回り、世界中の古代遺跡の発掘・調査を行う考古学者だ。

いつも仏頂面で、何を考えているのか息子の俺にすらわからんが、あの眼力は本当にヤバい。

猛獣ですら、それを見たら逃げ出しそうである。

そんな親父が、先日エジプトから帰国してきたのだ。


「そっかぁ、今日こそ鎧騎士を倒したかったんだけどな」


一弥が名残惜しそうに言う。

鎧騎士とは、俺と一弥がはまっているゲームに出てくるボスキャラだ。

HPはないが、無駄に防御力が高く、防御後の反撃が避けにくく威力も高いため、大変苦戦を強いられている。


「あれはさすがに狡いよな」

「いや、昨日一晩かけて攻略法を考えたんだ」


とても熱く攻略法を力説してくる一弥に、一晩かけるなら勉強しろよ、今テスト3日前だぞと、心の中で少々呆れながら聞いていた。


「話してたらやりたくなっちまった!ちょっとだけ試してくるわ」


そう言って、一弥はゲーセンに走って行ってしまった。


家に着いて、ただいまを言うと、リビングにいる親父からお帰りと返事が帰ってくるので、そちらへ行くと、リビングには親父と髭の濃いおじさんが一人。


「やぁ、優斗君」


そう声をかけてきたのは、親父の友人であり、生物学だったかなんだかの研究者でもある(もり) 康介(こうすけ)さんだ。


「どもっす」

「優斗、夕飯までは部屋で勉強していなさい」

「あぁ、今テスト前だから、そのつもりだよ」


それだけ言って、俺はリビングを出る。

親父とは仲が悪いわけではないが、正直言ってどう接していいかわからない。

苦手なんだよなぁ、ホント。

相変わらず恐いし。


自分の部屋でテスト勉強をし、頭がパンクしかけているときに、母さんが夕飯ができたと俺を呼ぶ。

リビングからはカレーのスパイシーな匂いが漂ってくる。

今日はカレーかぁと、成長期の強烈な空腹を満たすため、リビングへ移動する。

リビングでは、親父と母さんが待っていた。


「康介おじさんは帰ったの?」

「あいつはこのあと大学へよるそうだ、それより早く座りなさい」


席につき、スプーンにてをつけようとしたとき、親父から少しだけ話があるからそのまま聞けと言われる。


「私と母さんはこのあと1ヶ月ほどヨーロッパへ行く。お前は家で留守番していなさい」

「あぁ、わかった」


今回はかなり大がかりな発掘作業らしく、母さんを連れていき身の回りのことは任せるようだ。

今までにも両親揃って家を空けることがあったので別段驚くことはなく、内心、気軽に友達と遊べると喜んでいた。


「今回は中々戻ることができない。その間に大学の人間が訪ねて来ることもあるだろうから、お前に書斎の鍵を預ける。くれぐれも悪戯をしないようにな」

「……!」


これには自分の耳を疑った。

書斎は、廊下の突き当たりにあり、親父が様々な遺跡から持ちかえった品や重要書類があるらしく、俺には入るどころか近づくことさえゆるされなかったのに。

その親父が書斎の鍵を預けてくるなんて…


「それとこれはエジプト土産だ。御守りのようなものだから、肌身離さず持っていなさい」

「あ、ありがとう」


ガラスのように透明な蒼の(たま)だ。

親父からのお土産も珍しいが、ぶっちゃけ要らない。

まぁ、一応後で部屋にでも飾っておくかと考え、ポケットに突っ込む。

その後は特に会話もなく、夕飯も食べ終わり、自分の部屋へ戻る。

少しして、親父達が元気でなと言って、ヨーロッパへ出発した。

勉強にも飽き、部屋でごろごろしているとき、それは唐突に起こった。



………ゴゴゴゴゴ!!



それは、世界が終わる音だった。

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冒険
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