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君が、僕の光だ

作者:Ryu

小学生の頃、龍(りゅう)は同級生の沙耶(さや)と「大人になったら結婚しよう」と約束を交わした。

草の指輪で交わしたその言葉は、彼にとって“未来そのもの”だった。

だが、小学6年の冬。
沙耶は病に倒れ、静かにこの世を去る。
最期まで笑っていた沙耶の姿が、龍の胸に深く突き刺さり、彼は心の色を失った。

それからの3年間、龍はまるで抜け殻のように過ごす。
誰とも深く関わらず、ただ時間に身を任せるように生きてきた。

──そんな彼が、高校の入学式で出会ったひとりの少女。
風に揺れる髪、どこか懐かしい面影、そして沈黙の中に宿る強さ。
彼女・柚希(ゆずき)との出会いが、止まっていた龍の心を、少しずつ動かしていく。

過去を乗り越えるとは、忘れることじゃない。
思い出を胸に抱いたまま、“今を生きること”。
そう気づいたとき、龍はもう一度、愛を信じる勇気を手にしようとしていた――。
プロローグ
2025/06/15 00:08
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