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オワリの始まり

久しぶりの投稿です。暖かい目で見守ってくれると幸いです。

女の子はクスクスと笑っていた


ルイは死んだと、そう言い放つと嬉しそうその場でクルクル回り出す



「な…なに言ってるッスか‼︎姉さんが死ぬなんて…」


「そ、そうだよ…それに、アナタ…誰なの?」



アイは不安そうに彼女の顔を見た

その時だった


「!?アナタ、私に拷問した時に居た!!」


「あれ~?やっぱり記憶戻っちゃってるのですぅ?黒沢さんの見立て通りですね♪」



少女はケタケタと笑いながら続ける



「まぁそんなことはどうでもいいの、あのお姉さん…死んじゃったよ♪」


「嘘ッス!!姉さんが死ぬわけないッス!!」


「そうだよ!!ルイさんが…一瞬で…そんなことできるわけないっ!!」


「ん~♪それができちゃうのです!それが私の超能力(ギフト)壁なき愛(テレポート)の能力なので♪」



彼女が嬉しそうに言い放ったその瞬間、病院内の放送が入った


「…あ~椎名くん、そのことなのだが、どうやら《彼女は死んでいない》ようだ。君にしては爪が甘かったようだね」



ノイズ混じりであったが高年男性の声だということがわかる

その声の主はマイクの向こうでため息混じりに話を続ける



「…やれやれ、多少は好きにしては良いと言ったが限度はあるね、ここからは私の指示に忠実に従ってもらおう」


「や~ん黒沢さん!ちょっと遊びに来ただけですよ~!ていうかぁ~死んでないってほんとですぅ?生命力ゴリラですね、すごぉ~い♪」



椎名と言われた少女は手を叩きながらさらに笑い続けた



「姉さん…よかったッス」


「…アナタ、ルイさんをどこにやったの!?」


放送の声も気になるが、アイはルイの安否を真っ先に確認するために椎名に睨みつける



「こわ~い♪あはは♪大丈夫ですよぉ~《その辺の高い所に飛ばしただけ》なので♪無事ならそのうち帰ってくるんじゃないですか?」


「本当に無事なの!?」


「だからぁ~わからないですって~!」


「くそ…姉さん!!」









~アイ達の近くの上空~



視界が回転していた

 空も地もない ただ、音だけがあった

 風を切る音 鼓膜の奥で、世界が引き裂かれていくような轟音


「……くそ、また飛ばされたな……!」


 (さかき)瑠衣(るい)は息を詰め、即座に手を前へと突き出した

 指先が空気を裂き、力が弾ける

 魔引き(アトラクター)

 それは物体を引き寄せる彼女のギフト。

 視界の端にあった鉄柱を捕らえ、反動を利用して空中で身体を回転させる

 重力の向きを読み切り、地面すれすれで膝をついて着地した


 砂煙が舞い、肺に鉄の匂いが入り込む。

息を整えながら見上げた先に明るい月が輝いていた


「分断…ってまではいかなかったようだな、アイ達はあっちか」


久々に出た地上はルイがよく見知った場所、病院の敷地内の公園であった


「あいつ…前にも現れた奴だな…アイ達無事だといいんだが…」


ルイがそう言って走り出そうとした瞬間



魔引き(アトラクター)の榊瑠衣さんですね」


「…アンタは?」


目の前に銀髪の白衣を着た青年が立ち塞がった



「私はしがない研究員ですよ、元buddies(バディーズ)の榊さん」



その青年の影は眩い月明かりに比例して濃く、薄暗かった


ここまで読んでくださり、ありがとうございました。

完結まで続けていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

短編も執筆中です。

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