ルイの1-2 声はむなしく鳴り響く
もう少し!!もう少しで!!!
開通!!
…あれ?
なにこれ…鉄板?
しゃらくさい!!これくらいであきらめると思ったか!!
あ、前書きでーす
僕のドリルは!!
枠を砕くドリルだ!!!
あの夢は何だったのだろう
剣を手に取った日から3日経った
あまりにも非現実的すぎてあまり実感がわかないが
夢の中での忠告が本当であれば……
最悪の時に備えて僕は剣を大木に打ち付ける
「えい!!やあ!!」
不思議なことに大木は剣を1度たたきつけても傷つかず
2度3度叩いても薄皮一枚剥げることはなかった。
「う~ん、なんでだろう」
まだまだ未熟なのだろうか
だとしても薄皮一枚剥げないなんて
「……もしかして…はずれアイテム?」
前にもこんな事があった
学校の授業で習ったエンチャントの授業で作ったものだ
僕は誰も傷つかない剣は作れるのかと当たる瞬間刃の先に超密度の空気を生成するエンチャントを剣に仕掛けた
結果的には成功した
しかしその剣は使えなくなり、結局は部屋の隅に飾るだけの装飾品になっている
剣は切れなければ意味がない
「でもな~最悪っていうのも気になるし」
「お~い、ルイー」
遠くの方から男の子の声が聞こえる
あれは僕の親友のロイだ
ぼくと違って元気で奔放な幼馴染だ
「ルイ、また修行か?いつも本読んでばっかのお前が三日も連続で剣の修行だなんて、珍しいこともあったもんだ」
「う、うるさいな~、僕だって体を動かしたい気分な時もあるよ!」
ロイはよく僕を外に連れ出して一緒に遊んでくれる
僕は嫌々ながらも遊んでいたけど、そんな時間が大好きだった
「そんな事よりルイ!街に騎士団が来てるぜ!一緒に見に行かないか?」
「え!?騎士団!?なんでこんなはずれの街に騎士団が?」
騎士団とは帝国直属の先兵
1人1人がどこかで聞いたことのある有名な猛者たちばかりだ
一たび騎士団が戦に出向いたならその戦いは勝ったも同然と言われる程である
「いいから行こうぜルイ!早くしないとどっか行っちゃうかもしんないじゃん!」
「わ、わかった行くよ、ちょっと待っててね」
剣を家に置いてくるために家に寄ろう
「おかーさん、ロイと街に行ってくるねー」
「えぇ、お昼はどうするの?」
「帰ってから食べるよ」
「もう、わかったわ。気を付けていってくるのよー」
「はーい」
おかーさんに報告し僕はロイと街に向かった
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あーちょっとかわいそうになってきたな~
どうしよ
う~ん
続きが見たい
見たいけどー
はぁ、しょうがない今回は特別に教えてあげるかな
さすがにお母さんはな~
ルイ君にはあまりいい影響与えないだろうし
良し、それじゃあこんな感じの祝福でどうだろ。
……うん!なかなかいい感じの未来だ
それじゃあ彼にあいさつするかな!
もちろん音量は最大で~
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街につくと騎士団たちがこの街の代表と話していた
噂はいくつも耳にしてたけど、すごいな~
フルプレートでしかも守りのエンチャント付きだ
体格なんか僕の3倍はあるんじゃないだろうか
?
でもなにか…
「ねえロイ、騎士の人達、なんかボロボロじゃない?」
「だな、きっと戦ってきたばっかなんじゃないか?」
「それにしてはみんな顔が怖いけど…」
「お前な、騎士団の猛者たちがそんなヒョロヒョロした顔だと思ったのか?」
う~ん、でもなんか怖がってるようにも見えるんだけど
1人の騎士が代表と話しをしていると突然後ろの方でお腹をグーで殴られたような声が聞こえた
振り返るとローブを被った男の人が家の隙間に飛び込んでいくのが見えた。
なんだったんだろう
するとその時代表の家の上にある声を拡張するエンチャントが付いたパイプから耳をつんざくような声が聞こえてきた
《住民の皆さん並びに旅人の方々にお伝えします》
ああ、最悪は……なんてあっけなく始まるのだろう
(ズガガガガガガガℊ
…うるさいですね
作者です
今日7度目の更新です
多分今日中に投稿するのはここまでかな?
また明日も多分かけると思いますのでご期待ください
さてルイ君はどうなるのでしょうね。上のやつが何かしたみたいですが
さて吉と出るか凶と出るか
ではまた明日