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詩掌  作者: ゆか
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うつからの脱出の ほんの少し前


無為に日々を過ごしていた

毎日毎日がただただ苦痛で

なんども諦めることを考えた

私にはみんなのような力はないんだって

そう、心が繰り返す

もうやめなくてはと

こんな考え振り捨てろと

脳内に警鐘が鳴り響く


怖くないよと語りかけ

無理にでも宥めようと試みる

しかし危険を知らせるサイレンにかき消され

決して芯には届かない

届かない

届かない


もう大丈夫

誰が言っただろう

そんなはずはないのに

一体何が安全なのか?

どこが安心できるのか?

さあ 教えてよ

落ち着かせてよ

深く傷ついた心に 染み渡らせて


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