序章・学校嫌いな俺の願い
初投稿(?)ということもあり、小説を書く身としてはまだまだ未熟ですが応援をどうかよろしくお願いいたします。
本作の主人公は全国のぼっち系青春ライフを送っている人々に勇気を与えてくれます(…たぶん)。
全国のぼっちの皆さんも、そうでない皆さんも、主人公のこと応援してやってください。
全国のリア充の読者の皆さんも本作を読んで頂けたならぼっちな人の気持ちもわかるはず。周りにそんな人がいたら、声をかけてあげてください。それだけでもすごく喜ぶはずです!
私もぼっちだった経験があるので、本作には熱を入れて執筆しています。
では改めまして、どうかよろしくお願いいたします。
高校二年生にもなって、彼女とのデートとも、友人とゲームすることもなく、夏休みが過ぎてしまった。
夏休み中はテレビやスマホとの交流関係を築くだけだった。
「ああ、明日から学校かぁ」
マジ最悪、と東京の何処かにまだいそうなギャルの一言を連呼したくなるようなこの日。
それが今日、8月31日である。
また嫌味な人間関係を目にしては耐え、モテる奴はどんどん彼氏彼女をつくっていくさまを見るような日々が明日から始まる。
「夏休みがずっと続いていけばいいのに」
不平を漏らすも、それで学校がなくなるわけはない。
「せめてもう少し、楽しめる学校ならいいんだけどな」
そう言っても、学校の状態は変わらない。
「彼女以前に親友どころか、友達と呼べる奴もいねぇし」
彼女や友達は、願っても簡単にはできない。
俺がどうしたいかなど関係なく、時は動いたまま止まらない。
「神様…どうか僕を別の世界へ…」
今では、あんな願い事を冗談でも言わなければ良かったと思っている。
「……連れて行ってください」
俺が願い事を言い終えた瞬間、不思議にも睡魔が自分の頭を襲って……
途端に意識を失い、床に倒れてしまった。
ほおが床に接触した時の痛みをまだ俺は忘れていない。