二次創作(えんげき部)
※キャラ解釈違うかもしれません!
※ラムとフランクの絡みしかないです!
※若干フランクが可哀想な感じです!
クーレットが高熱を出した次の日の調理実習のお話…(普段は3人班)
「まったく、馬鹿は風邪引かないって言うけど、熱は出るのね」
『今日は俺たちだけか~...ま、俺とラムちゃんなら大丈夫でしょ!』
「あんたが足引っ張らない限りね」
『大丈夫だってば~』
「早く始めましょう」
ラムちゃんは痺れを切らしたようにそう言った。けど、俺はそれどころじゃなかった。クーレット君が倒れたお陰で、今日の調理実習はラムちゃんと二人きり。そう、これはラムちゃんにいいところを見せつけるチャンス!今日作るのは、牛肉の赤ワイン煮込み。予習もしてきたし、レシピも手順もインプット済み!よーし、張り切っちゃうぞー!
『じゃ、ラムちゃんは調味料合わせててくれる?俺は牛肉のカットと鍋の準備するから』
「わかったわ」
えーっと、牛肉は一口サイズ...。このくらいかな、いや、ラムちゃんが食べやすいように小さめに切ろーっと。よしよし、いい感じ。
「ねえ、」
『ん?どうしたのラムちゃん』
「今日はクーレットが休んでるんだから、分量は二人分でいいわよね?」
『あー、たしかにそうだね、そうしよっか』
危なかった。いつもみたいに三人分切るところだった...。気を付けないと。
「それと、調味料は合わせ終わったから。先に鍋の準備をしてるわね」
『あ、ごめんねラムちゃん』
しまった、普段より時間かけすぎちゃった。ラムちゃんを待たせるわけにはいかないから、早く切らないと...。…!!
『いたっ!!』
「ちょっと、大丈夫!?」
いててて…久しぶりに指切っちゃった...。でも、これ以上ラムちゃんに迷惑かけるわけには…。
『大丈夫だよ、傷浅いし、ちょうどお肉は切り終わったから』
「はあ、大丈夫でもちゃんと洗いなさい。残りの手順は私がやるから」
今日は何だか、ことごとく上手くいかないなぁ。頼もしいラムちゃん、かっこいいな~...。なのに俺は…
『ほんとごめんラムちゃん!』
「ふん、」
いや、後ろ向きに考えてたってしょうがない。何とか挽回しないと...。何かできることは…
「ねえちょっと」
『どうしたのラムちゃん?』
「あんた、煮込み加減くらいは見れるでしょ?」
『え、うん』
「私は煮込み加減を見るのが苦手なのよ!だから、仕上げは任せるわ」
『よし、俺に任せて!』
今度こそ、絶対失敗しない。完璧な煮込み加減を見極める!
まずは弱火で15分ほど煮る…、それから、野菜とかを入れて、更に30分くらい煮る…
数十分後…
『よし!出来た!』
「見た目は悪くないわね。味は…」
俺は内心結構ドキドキしていた。自信はあるけど…これ以上失敗して、ラムちゃんを失望させる訳にはいかないと思っていたから。
『どう?』
「…少しお肉が硬い気がするわね...。」
『え、嘘⁉』
今日はやたらとうまくいかなかった。想定外とも想定内とも言える反応に鼓動が早くなる。肉を口にしてみると、たしかに少し硬かった。原因は多分、三人分の煮込み時間で計算してたことと、小さく切ったせいで、肉に火が入りすぎたこと。
『ごめん…ラムちゃん…俺、ラムちゃんの足引っ張っちゃって…』
「謝る程じゃないわ。私もあんたに任せっぱなしだったし…」
『いや、それは…』
「ねえ、あんた、今日ちょっとおかしいわよ」
『え、』
「ミスもそうだけど、普段のあんたならもっと笑って誤魔化してるじゃない。気負いすぎよ。クーレットがいない分、頑張ろうとしてたんでしょうけど…」
ラムちゃんに言われて、もう自分の中で答えは出ていた。違うよラムちゃん…今日俺が空回りしちゃったのは…
「はあ、私もいるんだから、もっと私も頼りなさいな。」
ごめん…じゃないか、
『ありがと、ラムちゃん』
「でもまあ、私はこれくらいの煮込み加減のほうが好きよ」
『え、まじ?』
「私はあんたと違って、てきとうな噓なんかつかないわ」
少しだけ、心が軽くなったような気がした。それでも、うるさく心臓が跳ねていた。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
次回作は未定です!




