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六話

自己紹介の時間が終わると、俺は足早にトイレに駆け込み、実は朝からうっすら我慢していた膀胱を存分に解放した。なんてすごい水圧なんだろう。ケルヒャーなんかも目じゃないほどの勢いである。下手したら小便器に穴あいちゃうんじゃないのこれ?そんなくだらないことを考えつつ用を足していると隣に俺の前の席の男子がやってきた。

「さっきは悪かったな太郎くん。」

「太郎でいいよ。えーっと確か清水 大河だよな?大河って呼んでいいか?」

「構わないよ」

「正直大河のおかげで助かったよ。遅刻しちゃってクラスにうまく馴染めるか心配だったんだ。いろいろ気を遣ってくれたんだろ?」

「全然そんなんじゃねえって。それより太郎。ほんとに神崎さんとは付き合ってないんだな?」

「詳しいことは言えん」

「おい、もういいぞーそれ」

「付き合ってない」

「まじか!じゃあ早速アタックするぜー!」

「あ、ちょっと!」

大河は手洗いもほどほどに一目散に教室の方へ駆けていった。ちゃんと手は洗えよ…

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