表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/66

怖すぎるー!

勢い良くベッドから起き上がる。


(あれは夢、なのか…?でもそれにしてはリアルだったような…)


 暑くもないのに汗がびっしょりだった。


(今何時だ?)


スマホを取り出す。

【7時18分】


(やべっ!ちょっと早く起きるつもりだったのに!)


 ルルカに貰った紺のシャツとベージュのズボンに着替える。


(昨日のパジャマもそうだけど何で俺の服のサイズ知ってんの!?まぁ、いい。下に降りるか)


 1階のリビングに入る。


(あ、電気が点いてるって事は誰かいんのかな?)


 こそっと覗く。ルルカがソファー座り、Eと書いてある真下に赤いばってんマークがある地図とぎっしり文字が書いてある報告書みたい物の山を机に置いて何か考え事をしていた。


(ルルカは何してんだろう?)


「A地点目撃情報なし、B地点もなし…か、CもDもなし。E地点にそれらしい人物の目撃情報があるけど…これは違うな…。今日も収穫はなしか…。早く、早くあいつを見つけてあの人の仇を取らないと…」

「おはようございます」

「うわっっっ!そ、そ、ソウヤ居たの!?」

 ちゃっかり俺は呼び捨てにされた。

「あ、はい。居ました…。驚かせてしまってすいません」

「いやいや、気付かなかったボクが悪いから謝らなくていいよ」

 机に置いてあった物を素早く片付けながら少年の声で言った。

「あぁ、そうだ!ソウヤ〜、ノアとクレアがご飯を作ってくれているから、その内1つを2階の一番奥のボクの妹の部屋に持っていってくれないかな〜!」

 いつもの声だが目が泳いでいた。

「分かりました」


(口答えして怒られたら嫌だし、さっさと厨房に行くか)


 厨房に着いた途端にノアさんが近づいてきた。

「いいタイミングで来た、ソウヤ。これを1番奥の部屋の扉の前に置いてきて。何も声をかけなくていいから」

「はい、分かりました」

 お盆を受け取る。ご丁寧にラップ付きだった。

それを持ち2階に上がる。


(えっと、ここかな?)


 扉はえぐられたように凸凹していて酷く壊れている所にはガムテープがベタベタ貼ってあった。


(本当にここか?)


 ギィィィ


 凸凹した扉がゆっくり開く。その中から覗くギラギラと光った青色の瞳と目があった。チラリと見えたのは腰位の無造作に伸びた白髪。

「ご、ご飯置いておきますね」

 扉の側にある机に慎重に置き。階段を駆け下りた。


(怖い、怖い、怖すぎるー!あれがルルカの妹!?)

遅くなりすいません。

文を長考していたらこんな時間になっていました…

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ