表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/66

寝たままでしょうね

ヴァンの記憶を読み終わり、全員帰ってきた。

「お戻りになられましたか?何かご質問があればお答えしますよ」

「じゃ、じゃあ、私から」

 ルルが手を挙げる。

「どうぞどうぞ。私にジャンジャン聞いて下さい」

「お姉ちゃんが『この様な選択』って言ってましたがどういう事ですか…?」

「あの人が悪役になり、断罪されて死ぬと云う選択です」

「「「!!!?」」」

「あの人はこの国を貴方方が思うより深く愛しています。あの人が魔王になれば国はとても良くなり、確実に人々が生きやすくなる。ですが、それをよく思わない頑固ジジイ共は民達の気持ちを悪い方に操作する筈です。あの人が懸念するのはそこなのでしょうね」

「ですが、それ等から民達を守れば良いのでは…?」

「それは不可能です。民達から金を搾り取ったりするのではなく、ゆるゆると王族達に嫌悪感等を植え付けて反乱を起こさせるでしょうから。それに、気が付いた時にはもう遅いので、どうする事も出来ません」

「でも、わ、私が魔王になんかなっても同じなのでは…」

「ルル様は、そこまでする行動力も人を惹きつける魅力もありませんし。国自体が良くも悪くも変わらないでしょう」


(サラッと酷い事を言ったな…。ヴァンよ、ルルが泣きそうな顔をしてるぞ?)


「そうですか…。そうですね…私はお姉ちゃんみたいな行動力も人を惹きつける魅力も無いですね…」

 ズーンと云う効果音が良く似合う雰囲気だ。

「次は私から」

「はい。どうぞ」

「ルルカ様が使った魔法は何だったの?」

「あぁ、あの魔法は『いい夢が見られる魔法』って言うのを強化しまくった奴ですね。それに私、そういうの効かないんで。そんな私に効いただけでも強い事が分かります」

「因みに私達の誰かが掛けられたら…?」

「魔法が解けるまで寝たままでしょうね」

 爽やかな笑顔で言い放たれた物騒な言葉に3人同時に身震いした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ