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頑張って、下さい…!

_魔法訓練ダイジェスト

・水の魔法の訓練

「火の玉より水の玉の方が重いです…。なので、頑張って、下さい…!」

 いつの間にかチア服に着替え、ポンポンを持ったルルが応援してくれている。


(重い重い重い!!!空中に浮かばせるなんて無理!!)


 何とか持ち上がり的に当てたがペショッと音が鳴っただけで、壊れない。

「もう少し、的に当てる時にスピードをつけてください」

「はい!」


・木の魔法の訓練

「木の魔法は蔦でこのカカシを縛る訓練です…」

「蔦で…?」

「はい。蔦で…」


(横幅も縦幅もデカイこのカカシを…?蔦で…?切れるよね…)


「頑張って下さい…。出来るまでやりましょう」

「ひっ…!」


・金の魔法の訓練

「純銀を作って下さい…。少しでも銀以外の鉱物が入っていたら、やり直しです…」

「それなら、割と簡単に出来そうですけど…?」

「因みに私はこの訓練が一番嫌いです…。難しいので…」

「ま、まさか〜」

 取り敢えず、『銀』と心の中で念じるとポンッと音を立てて出てきた。

それをルルが虫眼鏡で隅々まで観察する。

「少し、鉛が入っているので『やり直し』です…」


(なるほど、これは面倒くさい…!)


・土の魔法の訓練

「この、水を止めてください」

「これを…?」

「はい」

 『水』というより『激流の川』を指差す。

「次いでに、泳ぐ訓練です」

「へっ…?」

 ルルが俺の背中を強めに押してきた。

「ゴボゴボッ!!じ、じぬ…!!!ゴボボボボボ!!」

「死にたくなかったら、水を止めて下さい…」

「ゴボボボボ…」


_夕食後。自室

「それは、大変だったな」

 我が物顔で居座るヴァン。

「ああ…。あれぞ、地獄だ…!」

「では、お疲れの奏夜に絵本を読んでやる」

 ヴァンがどこからか引っ張ってきた絵本は表紙が可愛らしいクマとウサギが手を繋いでいて、上の方に『クマくんとウサギちゃん』と書かれていた。

「何故…?」

「まぁまぁ、ベッドに転がりながら聞いてろ」

「何故!!?」

「寝かし付けだ」

「いらねぇよ!!?」

「ほらほら」

「押すな!!」

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