またね、エヴァン
「ただいま戻りました」
ノアさんがルルとクレアを連れて帰ってきた。
「じゃあ、そろそろ帰ろうか」
(来た道を戻るのか…。嫌だなぁ。しかもめっちゃ疲れるって言う付録つき…)
「お、帰んのか?気を付けてな」
「クロに言われなくとも分かっているさ」
「ソウヤ、行くわよ」
「はい…」
エヴァンさんも俺達を見送りする為か立ち上がった。
ルルカはドアノブに手を掛け、少し考えた後に振り返り、優しく微笑む。
「またね、エヴァン」
「そこは、クロでいいだろ」
満更でも無い様子だった。
◇◆◇◆◇◆
(あっっ!見えてきたぞ!!後少しで家に帰れる…!)
ヘトヘトの足を引き摺るように歩く。クレアとルルも少し疲れた様子だった(ルルカとノアさんはまだまだ歩けそうだった)。
「とうちゃ〜く!」
「では、私は夕飯の準備をして来ます」
「私も作りたい!!」
「「………」」
「俺は部屋で少し休んでます」
「私も…」
「分かったわ。ルル様もソウヤもお夕飯の時にお呼びしますね」
「「お願いします…」」
◇◆◇◆◇◆
「だぁぁぁ!!疲れたー!!!」
部屋にあるベッドに倒れ込む。
「もう無理、一歩も歩けない…」
(あぁ、ご飯を食べるのも億劫だ…)




