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ドヤッッ!!!

「クレア、ルル、ノア、研究員のおじさんは追い払ったから安心して」

「私の力が及ばず申し訳ありません」

 ノアさんが頭を下げて謝る。ルルは無言で立ち上がった。

「全然気にしなくて大丈夫だよ〜!ノア!だってボクが皆の前でかっこつけられたしね!」

「はい…」

「う〜ん、2階にあるフードコートでも行こうか?」

「あっ…。クレアはクレーンゲームをや、やりたいって言ってました…」

「あ!行きたい!私、ゲームセンターに行きたいです!!」

 クレアは元気を取り戻したようだった。

「じゃあ、ゲームセンターに行こう!その後ソウヤの洋服を見よう!」

「「「はい(!)」」」


(洋服か…。俺、ルルカから色違いの服が3着貰ってあったと思うから着回せるからいいのにな…。まぁ、でも貰えるものは貰っとくか)


 エスカレーターで2階に上がりゲームセンターに入る。

「給料日がまだでお金がないソウヤが居るから500悪あげる〜!」

「『悪』?」

「あぁ、ソウヤはここのお金の単位知らなかったね。えっと、ソウヤの世界で言うと『円』かな?」


(なら、500円くれるって事か。それより給料ってあるんだ。てっきり働くのが家賃かと思った)


「説明有難うございます」

「どういたしまして!じゃあ、ボクが渡したお金で遊んできて良いよ!」

「「「はい!」」」


(ゲームセンターか。初めて来たな…。お母さんが行くのはダメってしつこく言ってたから…。よし、今日はうんと遊ぶか!)


「ソウヤさん、見て下さい!!この白ウサギのぬいぐるみ!可愛いと思いませんか!?」

 クレーンゲームの前ではしゃぐクレア。ノアさんは白ウサギのぬいぐるみの右隣にある三毛猫のぬいぐるみを取ろうとしていた。

「俺もやってみよかな…」

「ソウヤさんもやるんですか?」

「あ、左隣の茶色のクマのぬいぐるみのクレーンゲームをやってみようかと思いまして…声に出てましたか?」

「はい!出てました!」

「恥ずかしい…」

「大丈夫です!!私も良くあります!」

「………そうですか?」

「まぁ、やってみて下さい!私は隣で見てます!」

「そうですね!やってみます!」

 ルルカに貰ったお金を入れてボタンを押す。


(この辺か…?押してみよう!アームよ掴んでくれ…!)


 掴まえられはしたが持ち上がった時に落ちてしまった。

「惜しい…!もう1回やろっ!」

「頑張って下さい!私もウサちゃん取れるように頑張ります!!」

   ◇◆◇◆◇◆ 

「取れた〜?」

 ルルカがひょっこっと顔を出し聞いてきた。

「全滅です」

 ノアさんもクレアも俺もルルカから貰ったお金を使い切ったが誰も取れなかった。結構動いたが。

「もう使い切ったの?」

「「「はい…」」」

「まぁ、そうだよね〜!ボクも1000悪使ったけど取れなかった!」

「この短時間で10回もやったんですか!!?」

「うん!」


(1000円使ったのにこんな笑顔なの!?)


「あぁ、これが欲しかったの?」

「「「はい」」」

「じゃあ、ボクが取ってあげるよ!安心してフィギアを取るのは苦手だけどぬいぐるみなら上手くいかなくても12回で取れる!」


(不安でしか無い!!)


 最初に俺が取ろうとしていたクマのぬいぐるみは6回。次にクレアが取ろうとしていた白ウサギのぬいぐるみは4回。最後にノアさんが取ろうとしていた三毛猫のぬいぐるみは9回。日本円で合計1900円でぬいぐるみを取った。

「ドヤッッ!!!」

 口で言いながらドヤ顔を決めたルルカ。

「じゃあ、取れたぬいぐるみはあげるね〜!」

「「「ありがとうございます!!」」」

 俺等は大事にぬいぐるみを抱える。

「取れたんですか?」

 ルルが大量のビニール袋を持って現れた。その中にはゲームセンターで取ったんであろうフィギアやらぬいぐるみやらお菓子やら色々な物が沢山入っていた

「あ、いえ。ルルカが取ってくれました」

「そうなんですか…。はい、お姉ちゃんが取ろうとしてた奴」

 エヴァンさん似のフィギアを渡す。

「良いの!!?てゆ〜か良く取れたね!?」

「はい。あまり上手くいかず3回で取れました」

「「3回!?」」

 俺とルルカの声がゲームセンターに響く。

「あ、とにかくありがとう…!」

「よ、よかったね。エヴァンさんを元にしたキャラのフィギアがあって」

「ギクッッッ!!頼むからクロには言わないでくれ…」

 

(なるほど!だからそっくりだなって思ったのか…!)


「ま、満喫したし一旦お昼ご飯にしよ?」

「分かりました。ではフードコートに行きますか?」

「そうだね、ノア。でもその前に手を洗いにトイレに行こうよ」

「「「「はい(!)」」」」 

   ◇◆◇◆◇◆


(手を洗い終わったら外のベンチで集合って言ってたけどまだ誰もいねぇー。仕方無いベンチに腰掛けて待つか)


 俺の目の前で止まった栗毛にツーブロックの髪型。糸目で瞳の色は栗色ぽい(糸目だからよく分からないが)。男性で身長は俺と同じ位で茶色のコートを着ていた。

「こんにちは。阿坂奏夜(くまさかそうや)君」

「!!!!」


(ルルカにすら言ってない俺の名字を…!何者なんだ!!?)

1話と23話の内容を少し変えました!

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