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感謝しなきゃな!

「俺の親は父が大手ショッピングモールの取締役…要は社長で、母は外科では有名な名医でその子供として生まれたからには勉強も礼儀も完璧でなくてはいけなくて。常々親に言われましたよ『貴方は他の子どもとは違うから、家でお利口に勉強してなさい』って。染めてないのに髪が紫って事もあって小4の頃から日常的にハブられて。周りからは忌避の目で見られたりして。中学校に上がってから本格的な虐めになって、最初は靴が捨てられているとかで済んだんですけど、段々エスカレートしていって。教科書やノートが割かれていたり、表紙に罵詈雑言が書かれていたり。酷い時はカッターで腕を切りつけられたりされました。それでも先生は見て見ぬふりして、俺を誰も助けてくれないって中2で気付いて屋上から自殺したら、9歳頃に会ったルルカと何故か再会して…。今ここに居ます」

「結構…いや、大分クレア寄りのハードな人生を送ってきたのね。でも、クレアと違って周りに日常的に殴られたりされなかった分、慣れないことされて余計辛かったよね」

「何なら、私より酷いですよ。魔法があった訳でもないのに虐められて…。その人達を私とノアで嬲り殺しに行きましょう!!ソウヤさんも行きますか?」


(『行きますか?』じゃない!!殺しちゃ駄目だろ!俺等があいつ等と同じクソ野郎になってどうする!)


「いやいや、殺さなくて良いです」

「ソウヤさんが言うなら辞めて置きますが、殺したくなったら直ぐに言って下さい殺しに行きますから!」

「いや、だから殺さなくて良い…」

「クレア、ソウヤが困っているわ」

「さっきから私、人を困らせてばっかですよね!?ヤバい!これでは周りに嫌われてしまう!!」

「フフッ、嫌わないから大丈夫ですよ」

「皆、クレアが好きだから大丈夫よ」 

「ほんと!!?ヤッター!!私もノアとソウヤ大好きーー!!!」

「うわぁっっ!椅子に座っているのに飛び付いたら危ないぞ!!」

「クスッ、くっついているのも悪くはないわね」

 抱きつかれたが俺も悪い気はしなかった。


(やっぱり、あいつ等には感謝しなきゃな!だって)


_俺は、『最高な家族』と幸せな日々を送っているのだから!! 

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