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アハッッ!

残酷な描写がありますので苦手な方はご遠慮下さい。

「まず、お仕事の話からしようか。銃の話は後」

 

(『行って来ま〜す』って元気良く手を振りながら外に出たのに何でいきなり少年の声になってるの!?本当は俺の事大嫌いなのか!?)


「あ…はい」

 嫌われていると誤解し首をうなだれてションボリする。

「今から向かうのはここから歩いて10分の住宅街だよ。そこで魔物を討伐し弔う。魔物は元々魔界に住んでいて亡くなってしまったのに弔われなかった成れの果てだよ。だから倒した後、何か住民から言われるだろうが無視でいい。ついでに銃の説明をするね。撃ち方はとても簡単。ピストルの引き金を引けばレザーみたいのが撃てる。だけど、銃は身の危険を感じた時以外使わないで。魔物が痛がるから」

 こちらを見ず歩きながらただ淡々と説明していく。

「分かりました…?」

 いつもと違い過ぎて動揺する。

「ほら、見えてきたよ」

 ルルカが指差す方向には亀みたいな魔物を蹴っている灰色の狼の子とそれを見ている虎の子が居た。

「こんなのが魔物なのかよ、つまんねぇー!」

「やっちゃえー!チャーちゃん!」

「お前達!やめろ!魔物が痛がってるじゃないかっっっ!」

 ルルカが珍しく声を荒げて怒鳴る。


(怖っっっっ!いつも怒鳴る人じゃないから怖さ倍増だわ!)


「なんだよっ!うわっっ!頭真っ白!」

「呪われてるんだ!こっちに来るな!」

 ルルカを見るなり悲鳴を上げる。

「その言い方はないだろう!」

 声を荒げたのはルルカではなく俺だった。


(何なんだよ!このガキ共失礼すぎるだろう!)


「ガヴァァァァ」

「!!!!」

 亀がいきなり2階建ての家位巨大化する。

「ほら、やっぱりこうなった」

 額に右手を当て呆れている。


(ど、どどどどういう事!!!あの亀さっきまで亀すくい位の亀だったのにここまで大きくなるか!?)


「お前達はソウヤの側にいろよ」


(まず、何処か隠れるか…。あそこの建物の影に行こうっ!)


「ほら、ガキ共こっちに来い!」

「「うん!!」」


(俺等だけ逃げて良かったのかな?あいつは俺より背も低くて子供っぽいのに…)


「ガキ共はここに居ろよ!俺はルルカの様子を見てくるっっ!」

「「……わ、分かった」」


(居た、ルルカ!!)


 ルルカは何故かポケットに手を突っ込み何かを引っ張り出す。それは、真ん中に大きめの赤い雫みたいなのが付いている柄も何も無いただの黒いチョーカーだった。それを首に着ける。

「亀さん、ボクと戦ってくれないかい?」

 まるで舞踏会で王子様がお姫様をダンスに誘うように腰を折る。だが、俺には甘い甘い声で死のダンスへと誘っている様にしか見えなかった。

「グォォォォォ!」

 せめてもの抵抗なのか亀はルルカを両足で踏み潰そうとしていた。

「早速、踏み潰そうとしてくるのは反則だよ?」

 踏み潰そうとした亀の足を片手で止め、そのまま両足を右足、左足と順に引きちぎり血が雨のように降る。

「アハッッ!よっわ!じゃあ、冥土の土産にボクの刀を見せてあげるねぇ!」

 いつの間にか、豹変したルルカの手に桜色の刀があった。

それをルルカが持ってから1回瞬きをしただけであの、大きな大きな亀は…。

_バラバラになっていた。

遅くなってすいません

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