作家生活
初投稿です。思いついたので書きました。誤字などございましたら、言っていただけると幸いです。
高校を卒業した俺は、職に就かず小説を書き始めた。理由は無かった。ただ、小説の売り上げで生活したいと思ったからだ。
今日も九時に起きコーンフレークを食べて、小説を書き始めた。内容はファンタジー系だ。
書き終えると腹が鳴った。時計を見ると十二時を指していた。部屋を出て、カップラーメンにお湯を入れ食べた。俺の大好きな醤油味だ。
空になったカップをゴミ箱に入れ、書き終えた小説をネット大賞に応募した。やることが無くなった俺は、着替えを済まし、財布を持ってゲームセンターへ向かった。ゲームセンターは煙草の臭いに包まれていて、音もうるさかった。
俺はドラムゲームの席に座った。周りには少ないがゲームをプレイする人がいた。好みの曲を四曲叩いた。財布からは千円札が一枚減った。
席を立ち俺はスーパーへ行った。残り少なくなったカップラーメンを補充するためだ。
スーパーへ入り、カップラーメンが陳列されている場所へと向かう。二十個カップラーメンが入っている段ボールを持って、会計へ向かった。二千円払い帰路につく。
「きつッ」家までの道の最中、俺は腕が辛くなり足を止めた。あれ、おかしいなと思った。さすがに高校生の頃と比べ運動の回数は減ったものの、俺は週に一回ほど運動をしていた。運動と言っても、ただ近所を歩くといった軽い物だ。
少し休憩した後、俺は歩き出して家へと帰った。扉を開け、靴を並べ、煙草の臭いが染みついたジャージを洗濯機に放り込み、スイッチを入れ洗った。タンスから新しいジャージを引っ張り出し、着替えた。玄関に置いてけぼりになっていた段ボールをカップラーメンの保存場所へ置いた。
そして、俺は部屋に戻ってゲームをした。かの有名なハンティングゲームだ。装備を作り強いモンスターを狩る。素材を集め強力な装備を作り、強力なモンスターを狩る。そういった流れが好きで俺は、このゲームをやりこんでいた。
高校を卒業した俺は、二年間、引き籠もりの生活を送っていた。しかし、親に咎められ数十万のお金と通帳、判子を渡され家を追い出されてしまった。(このアパートの保証人には父親が選ばれた)。
最初は親からの貰ったお金で生活出来ていたが、徐々にお金がつき始めてきた。(その期間応募した小説は全部空振りに終わった)そこで俺は不本意だが、アルバイトを始めた。
場所は近所のコンビニエンスストアだ。最初は嫌だったが、人から感謝の言葉を掛けられる事に快感を覚えた。何時しか俺はアルバイトに嵌まっていった。もしかしたら俺は、人の役に立つ事が好きだったのかもしれない。
明日はそのアルバイトのシフトが入っていた。
いつの間にか部屋は暗くなっていた。辺りを見渡しても暗くほとんど何も見えたい状態だった。俺は立ち上がり電気を付けた。部屋が明るくなり物を照らした。時計を見ると七時を過ぎ三十分に近づいていた。俺は部屋を出て、小さい冷蔵庫を開け冷凍うどんを取り出した。袋に包まれた冷凍うどんを電子レンジに入れ六百Wで、三分半熱する。その間、器に汁とざるを準備した。お気に入りのおい鰹と水で汁を作り、その上にチューブの生姜を加えて完成だ。これがまた美味しくやみつきだ。
チンと音がして、光が消えた。電子レンジの中から解凍されたうどんをざるに開け、水で冷やす。
冷えたうどんを器に入れ、部屋に置いてある机でうどんを食べた。麺の食感と生姜の風味がとても良い。
食べ終わり空になった器を洗った。時計を見ると九時に迫っていた。
俺は風呂に入った(明日はアルバイトのため、湯船に浸かった)。
風呂に入った後、俺は部屋に戻り、九時前に放送されるNHKの天気予想を見て、テレビを消した。その後俺は、眠くなるまでゲームをして、十一時に寝た。
朝。けたましい音を立て暴れている目覚まし時計を止めた。時刻は八時を示していた。アルバイトは九時からだ。
タンスから私服を取り出し着替えた。その後、洗濯機に放り込んだジャージを干した。窓を開け、風を洗濯物に当てた。冷蔵庫から、牛乳を取り出した。皿を出しその中に、日清のコーンフレークを入れた。そして、その中に牛乳を流し込む。冷えた牛乳とパリパリとしたコーンフレークが混ざり合いとても美味しい。片付けをした後、アルバイト先へ向かった。徒歩で数十分程度の場所に位置している。七の文字が目印の「コンビニエンスストア」だ。
スタッフ室に入り制服を着て、朝礼まで持参した文庫本を読んで時間を潰した。九時になり、アルバイトを始めた。
「もう上がって良いよ」という店長から声で、アルバイトは終わりを告げた。制服を脱ぎ私服に着替える。時計の針は十五時三十分を指していた。
家に帰宅しパソコンの電源を入れる。起動音がなりデスクトップが映し出された。ブラウザを開き小説投稿サイトを開いた。
すると、メールが届いていた。俺は思わず「え」と声が漏れた。緊張に包まれながら、マウスを操作しメールを開いた。すると、そこには受賞と言う二文字があった。
俺は立ち上がり、ガッツポーズをした。心の底から嬉しかった。
「二年間頑張った甲斐があった」と俺は喜んだ。頭の中は嬉しさで溢れていた。
本となった自分の小説が書店に並べられ、コミカライズも仲良く隣に肩を並べ、そしてついにアニメ化が──。
俺は、これから始まる作家人生に胸を躍らせたのだった。




