17. 前書き、後書き
ここがまえがきです。
改行、ルビなど本文と同じように反映されます。
スマホ向けサイトの表示ではPC版と違い、サブタイトルより先に前書きが表示されます。
基本的には、ユーザーに重要なお知らせをする以外には、あまり使用しないことを推奨します。
もっともこの基本方針は筆者の考え方に基づくもので、もちろん、なろう作者の総意ではありません。
このページでは他よりも、個人的思想強めなのでご注意ください。
読者に見せたいのは「作品」ですか、それとも「あなた自身」ですか。自分を見てほしいなら、前書き後書きでアピールするのも手です。作品であるなら、前書き後書きでは、事務的に必要な報告をしましょう。
入力枠があるからといって、強迫観念みたいので埋めなければいけない、というわけではありません。何も報告がなければ空欄で問題ありません。
同じ内容の挨拶、宣伝、愚痴、言い訳、ブクマ数自慢などを何度も何度も何度も書かれると、読者は本文も読む気がしなくなります。
遅延のお知らせを書いたままにして、何回も作者が遅延で謝っているのを見てしまうと、ブラック企業なのかとか、作者の心配をしたりして、本文に集中できません。
そういう芸風の作品であればかまいませんが、本文を大切にしたいなら、掲載遅延のお知らせをいつまでも古いまま残しておかないようにするといいと思います。
それなりに必要なのは、過度なグロなどの警告、場合により後書きの次回予告などです。
書いていたのが消えて書き直した報告などの苦労自慢は、したいのはわからないでもないですが、Twitterやチラシの裏、活動報告などで発散しましょう。
前書きは重要な警告などが書かれる場所でもあるので、読み飛ばすわけにもいかず、「いやなら読むな」では通用しません。
後書きの次回予告というのは、例えば鬱回やヘイトが高い、ストレス展開などで引っ張った場合、それが解消されるのが次回ですぐ解消されるならそれを通告するといいと言われています。
下手にストレス展開のまま終わらすと、そこで切られるブラバされる場合もあるということです。
毎回、毎回、次回の更新予定日だの予定だのを書くのはあまり推奨される行為ではありません。だいたいウザがられます。上手な人もいますがそういうのはほぼ例外です。
予告で「毎日更新」や「週一で金曜18時」などは告知すれば、それは一度で十分です。そして現状と一致しなくなったら消しましょう。
エタ報告などは、最終話などに記載してもいいと思います。いきなり作者がいなくなると読者は不安になります。
また再開した場合は、エタ報告の修正もするといいと思います。
外部ビューアーなどを使用している読者の場合、前書き後書きを非表示にしている場合があります。
記載したことが、必ず読者に伝わるとは思わないでください。
感想、ブックマーク、評価の催促も一部の人にはウザがられますが、許容範囲だとする人もいます。拒否感を示す人の中でも1回でもアウトと思う人から毎回記載されるとウザいまで幅があります。
もっとも安全を目指すなら書かないほうがいいです。
また相互ブクマなど見返りを提示する行為は、なろう規約で禁止されていると思われます。BAN対象なので、注意しましょう。
さらに「1000ブクマ行ったら続き、連載化します」のようなものも読者への見返りとみなされ削除対象のようです。
他作品や書籍版などの紹介をする行為は一応規約上は可能となっています。ただしAmazonリンクなどネット通販のページを直接紹介する行為は禁止されているようです。
何らかの都合で、日付を書く場合には、なるべく年号を付加するようにしましょう。今年なのか去年のことなのか、分からないことがあり、読者としては対応に困ることが多いです。
連載の最新を追っている人以外に、一話目から一気に読んだ場合も考慮すると、いいと思います。
一気見ユーザーからすると上記の過去の連載の期日の話題などはすべて終わった意味のない情報です。
また、一気見からすると毎話に感想クレクレ行為があると、非常にしつこく見えます。
宣伝するなら一話目、最新、節目などに絞ってスマートに宣伝したほうが読者へのイメージはいいです。
宣伝してなんぼ、という人もいます。人それぞれ考え方は違いますから、それでもいいと思います。
後書き前書きを大量に書きたいと思う人は、ツイッターなどがおすすめです。普段の考えていること、行動なども作者アカウントで発言すればいいんじゃないでしょうか。それなりに宣伝になる場合もあります。
もう一点、後書きで解説などをしている作品の場合、書籍化をした場合や前書き後書きがない他サイトに掲載する場合、解説する場所がなくて、話が意味不明、または本編に組み込むために大幅な改稿などが必要になる可能性もあります。あまりサイトの構造に依存した後書き頼みはよくないかもしれません。
後書きが面白いので、ついつい読んでしまうという場合も少ないですが、なくはないです。
何事も程度問題です。うまく使う分には全然問題ないのでウザくないか程度だけ注意して、かしこく使いましょう。
ここが後書きです。
やはり改行、ルビ、挿絵なども使えます。