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16. 本文、文字数、スタイル、挿絵

 本文の長さは人により色々な意見はあるものの、個人的には1話あたり2000文字から5000文字程度以上がいいとされると思います。

 本文の書式に関しては、前半で解説した通りです。


 スマホの普及に従い、最適と言われる文字数が年々減り、5000文字程度だったものが、2000から3000文字くらいと言われるようになってきています。

 反面、長期連載のランキング上位作品では一話の文字数が多めであることなども知られています。


 毎日連載だからといって1000文字とかの文字数で投稿しても、スカスカだと判断されます。さすがにこの文字数では少なすぎるという意見が多数派でしょう。多すぎず、少なすぎず、ちょうどいい文字数を探してください。


 PC、スマホでは長すぎると途中でページ内ブックマークをすることができないので、読みにくくなります。

 適度の長さを心掛けるといいと思います。

 ちなみに7万文字まで入力できます。投稿可能な最低文字数は200文字です。


 参考に筆者の作品の文字数を掲載しておきます。

 『元貧乏エルフの錬金術調薬店(略…)』59話 平均1700文字 合計10万文字

 『私たちだけ24時間オンライン生産生活』65話 平均1670文字 合計10万文字

 『よくある異世界旅行記』31話 平均3133文字 合計9万7千文字

 感覚はひとそれぞれですが、1500文字ぐらいだとスクロールバーや読んでみて、短いなという感じがすることも多いです。

 ただし同じ文字数でも、会話率、描写の濃さや読みやすさ、展開のスピード感などで全然違うというのもポイントです。



 まずは、小説全体で10万文字を目指しましょう。10万文字は、文庫本一冊の目安となっています。

 ちまたでは「10万文字ブースト」というものが、あると言われていますが、おそらくほとんどの人にはないでしょう。

 毎日連載し続けて、10万文字を超えるぐらいまで続ければブクマがじわじわと増えていくことはあり得ます。

 なろうには最低文字数を入力する枠があるので、そこで10万を目安に読んでいる読者は多少はいると考えられます。

 2021年現在最近の公募やwebの賞で、募集要項が緩和され、8万文字以上とされているものを目にします。

 また適当な観測では12万文字以上を目安に読むという人もちらほらいるようです。


 10万文字以上の作品のうち、2%すなわち50作品に1作品が、書籍化しているそうです。

 1/50人だと狭き門のような気もしますが、確率としてはかなり高いです。ただし実際には1人で複数作品書籍化しているのが普通なので厳密ではありません。

 そもそも10万文字まで書くのが意外と大変です。それだけ書ければ脱初心者だといえるでしょう。

 本格的に書籍化を目指すのであれば、10万文字ごとに山場や一区切りをつけて書くといいかもしれません。

 アニメ化までを視野に入れているのなら、アニメの1話に相当する分を考慮して書くという高度なことも考えるといいかもしれないです。


 『完結』ページにデータを載せましたが、30万文字以上の作品は少数であるにもかかわらず、1万pt以上の半数近くが30万文字以上です。確実に書籍化できそうな5万ptのうち74%が30万文字以上です。

 ptが伸びたから連載を続けたという逆向きの相関の可能性が高いものの、文字数を書かなければ最終的に高ptには達しにくいという傾向がないとはいえません。

 書籍化を本当に目指すなら10万文字さらに30万文字は続けるといいかもしれません。




 登場人物名や作品中の固有名について特に日本人名の場合、軽くGoogle検索して有名な芸能人などと一致していないか調べるくらいはするといいでしょう。

 不要なトラブルを避けたければ、有名人と同姓同名は避けましょう。

 カタカナの名前も検索してみると思わぬものと同名だったりすることもよくあります。やはり面倒でも一度検索するのをおすすめします。

 筆者は、執筆中の作品で適当に付けた人名が、女性用製薬と同名だったことがあり、変更したことがあります。




 スタイル・色について、すべて「デフォルト」のままにすることを強く推奨します。

 黒背景や、緑背景などにする人がたまにいますが、読みにくいと思われているはずです。色を変えたい人は、ユーザーごとに変更可能ですが、デフォルトは標準のままにしておくのがもっとも安全です。


 (2018-10-23追記 「パソコン版レイアウト設定機能不具合修正のお知らせ」が出ています。修正前にデフォルトから変更してパターンAに再度変更していた場合に、値がデフォルトと異なる設定になっていたことがあります。気になる人は確認してみてください)



 挿絵については「みてみん」というサイトにアップロードしてそのIDを専用のタグで挿入します。

 ノクターンでは「えぱれっと」ですがIDがみてみんと同一なようです。

 埋め込み画像ではjpegのみになっていて、圧縮率がやや高めに感じます。

 絵があれば、キャラクターのイメージをより分かりやすく伝えることができます。反面、読者のイメージと違う、イメージが壊れるという風に言われることもあります。

 へたくそな絵は逆にブラバ案件ともいわれています。

 へたくそでも構わない地図などを挿入している作者もいます。

 ファンアートなどをもらった場合は、作品の雰囲気などを考慮して、小説本編に掲載するか、活動報告に掲載するか、自分だけで見て楽しむか、Twitterなどで告知するにとどめるかなど考えましょう。

 挿絵を「本文内に」掲載すると検索結果に「挿絵あり」の画像が表示されます。

 挿絵を入れた回のサブタイトルに「※挿絵アリ」や「●」のような注記をする作者もいます。


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