15. サブタイトル
サブタイトルはあまり重要ではありませんが、一部の人は重視するときがあります。
ここでいうサブタイトルとは各話のタイトルのことで、タイトルの後ろに付加するもののことではありません。
特にノクターンでは、抜きどころがどの話か分かりにくいとブラバする人がいるそうです。
数字だけのサブタイトルはあまりいいとは言えないようです。
また目次から移動する場合「1」だけだと、そもそも幅が少なすぎてクリックしにくいという指摘もあります。
しっかりした意味のあるサブタイトルをつけると各話の内容に「テーマ」が生まれ、内容がブレにくいなどの効果があると思います。
サブタイトルの長さはタイトルと同じ100文字までだと思われます。
まえがきなどはルビが振れますがサブタイトルには振れません。
話数を書く場合は必ず1から始めて、閑話を含めて1ずつ増やし「部分」と一致させると、誤字脱字報告、新機能の感想の部分表示、読者のブクマのしおりの部分表示と話数がややこしくなくなり、親和性もありおすすめです。
話数は「第二百三十四話 旅立ち」みたいなのは読みにくいので「234. 旅立ち」や「二三四.旅立ち」のように位取り表記の漢字か数字にするといいと思います。
またスマホではページ自体のURLやリンクを見るのも面倒なので、通し番号があるとわりと親切です。もちろん各話の右上にはありますが、なろうでは一覧側には番号が振っていません。
章ごとに話数をリセットすると、感想などで「何話目」と章を省略して書かれたときに意思疎通が難しくなる場合がありますので、慎重におねがいします。
同じサブタイトルで「新しい仲間(10)」のように何回も続く場合は、章立てを活用して、個々の話には別のサブタイトルを振ると分かりやすいのではないでしょうか。
「プロローグ」や「序文」と書かれている話は、読み飛ばされる可能性があります。
転生前や、神話をプロローグにする必然性は一ミリもありません。
本当にプロローグが必要なのでなければ、第1部分で1話目から普通に物語を始めるのが、筆者の推奨です。
特にポエムや神話系のプロローグは読者にとって、頭に入らず苦痛でしかありません。ブラバポイントなので、とっとと本編を進めましょう。
重要な見せ場のシーンを先頭に持ってきたとしても、それを「プロローグ」という名前で公開する必要はありません。
いきなりキャラクター紹介のページを1ページ目に置く人がいますが、なろう上では、あまり筆者はおすすめしません。
どうせ読み飛ばすのであれば、邪魔以外のなにものでもないからです。
また未来のどの時点のキャラクターのネタバレ話が含まれているかも、ぱっと見分からないのが、よくない点です。
閑話のように、物語の途中の時点のキャラクター紹介なら途中に入れるのがベストだと考えられます。
1話目でもネタバレ成分をほぼ含まない簡単なキャラクター一覧なら有効かもしれません。
本来はそれぞれのキャラを立たせて紹介がなくても内容が分かるような話を心掛けたほうがいいと思います。
また、本編中で再び登場した際に「情報屋のダルマン」のように一言のキャラ紹介を付加することで、思い出してもらえる確率が上がります。
過去に投稿した部分の途中に後で挿入する「割込み投稿」機能ですが、ブックマークや章がずれるなどの不具合ばかり目立つ粗悪品なので、よっぽどのことがある以外では使用しないことを強く推奨します。
(2018-09-12追記 章がずれるのは同日の仕様変更により修正されました)
(2023-03-03追記 しおりがずれるのは修正されたようです。https://blog.syosetu.com/index.php?itemid=4463)
Side使い、Side視点でほぼ同じ内容の話を何回も繰り返すのは、つまらないブラバ要素ですので、おすすめできません。
一部の人たちはSide使いを強く嫌っています。
視点変更じたいはそこまで問題ありませんが、もし使うとしたらコピペの繰り返しではなく物語を進めることがポイントです。
ネタバレタイトルも回避したいような気がします。話の冒頭ですぐ分かる内容ならいいですが、その部分での話の最後に登場したり判明することをサブタイトルにするのは、賛否両論ありそうです。
サブタイトルに同じ単語をつけるなど法則性をつけるのは、印象づけるにはいいアイディアかもしれません。ただしやりすぎるとくどく感じる読者もいるかもしれません。
会話文をピックアップしてサブタイトルにする人もいますが、筆者個人の好みからすると、意味不明であることが多いです。高難易度だと思います。
タイトルと同様にサブタイトルも、英語表記はやめたほうが安全パイです。
特に全話英語だと、目次を見た段階で「うわー」と思われてブラバされる可能性すらあります。
ランキング上位作品でサブタイトルが全話英語の作品はほぼありません。