14. キーワード、タグ、ジャンル
タイトルあらすじの次に重要なのがキーワードです。
キーワードは俗に「タグ」と呼ばれ、なろうのものは「作者タグ」とも言います。
Pixivなどでは「ユーザータグ」と呼ばれる読者がつける場合もあります。
最大15個、1つ10文字までしかキーワードにできません。
キーワードは小説の属性を指定します。これは作風、舞台、ヒロインの属性などを書くものです。
キーワード検索でくる読者は、そのキーワードが好みであるので、ブクマ率が新着で見たユーザーよりも高まります。
R15、残酷な描写あり、ボーイズラブ、ガールズラブ、異世界転生、異世界転移が必須タグです。
ファンタジー、異世界、悪徳令嬢、婚約破棄、男主人公、女主人公、チート、俺Tueee、ほのぼの、シリアス、ハッピーエンド、内政、バトル、主人公最強、高校生、女子高生、美少女、奴隷、メイド、ハーレム、逆ハーレム、獣人、エルフ、人外、剣と魔法、現代知識チート、ステータス、VRMMO、TSなどの高頻度キーワードがあります。
なろうTOPに「人気キーワードから探す」というのがあるので、参考にしましょう。人気なキーワードに関する小説を書けば、アクセス数も増えると考えられます。
あらすじに書かなかった重要な要素を並べます。あらすじで触れた内容は書かなくても構いませんが、パッと見はキーワードのほうが目立つため、両方に記載しても構いません。
あらすじでの否定キーワードと同じで、「ハーレムなし」のようなタグは避けるべきです。書くなら同様に「ハーレ.ムなし」のように検索避けになるように工夫します。
検索避けをしないと、検索でヒットした人、除外検索をしてヒットしなくなった人、双方の読者にとってマイナス行為なので、読者数が減ります。
キーワードは部分一致なので、「女子高生/JK」のように複数を一つのキーワードに押し込むことも可能です。
また例えば「錬金」よりも「錬金術師」のほうが「錬金、錬金術」にも一致するのでヒットする可能性が高くなり有利です。
しかし欲張ってキーワードをつけすぎると一覧表示でイマイチ感があります。そう言う場合は、あらすじの最後に追加キーワードを並べる対策などをすると効果的です。
賞の応募に、指定のタグをつけることというのがよくあります。全角半角やひらがな漢字の違いなどに気をつけて、指定の正しいタグをつけましょう。
あまりたくさんの賞に同時に参加してタグがたくさんある人は、見境がないように見えますので、あまりおすすめしません。また多くの賞では同時応募を禁止している場合もあります。よく募集要項を確認しましょう。
TS、TSFの場合、それが「ボーイズラブ」「ガールズラブ」なのか否かの問題があります。
残酷な描写あり、のキーワードはファンタジーにはほぼ必須であるため、実際に残酷なのかどうかのレベルが分かりにくいという問題点があります。またこの必須タグがついてない残酷な作品も多く見られます。
R15に関しては、ほぼR18で、なろう規約違反の疑いのある作品がある場合があります。
異世界転移、転生に関しては、転生転移になるのを意図的に避けるジャンル詐欺の問題があります。
ジャンルにもジャンル詐欺があるといわれています。
ローファンタジー、ハイファンタジーなどは公式の基準のガイドラインがあるのでそれを見てください。
https://syosetu.com/man/toukoukoumoku/#genre
ジャンルに関して、主に地球に近しい世界、例えば日本や東京が出てきたり200年後の世界などはローファンタジーです。地球とは異なる世界を主に舞台とする作品はハイファンタジーです。
転生、転移は地球から始まりますが、舞台そのものは地球と異なるので、一般的にはハイファンタジーです。
それっぽいのを選んでください。
マイナージャンルを選べば、少ないブクマ数でもランキングに載る可能性が上がります。
しかし逆に総ブクマ数、総ポイントの観点からみると、ランキングに載らなかったとしても人が多いジャンルを選択したほうが、最終的なポイントは多くなる、つまり読んでもらえる人数は増える傾向があるといえます。
複数にまたがるジャンルを書いた場合には、どれを選ぶかは最終的には作者にゆだねられています。