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黒歴史  作者: りなち
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壊れゆくもの

 私は、廃墟が好きです。もっと明確に言うと、廃墟の写真を見るのが好きです。


 廃墟の写真集が家にあるのですが、時々それを眺めて、その建物の在りし日の姿を想像して楽しんでいます。


 私の住んでいる街も、田舎だからか、廃墟マニアが好きそうな廃墟がぽつぽつとあり、好みの廃墟の前を通る度、わくわくした気持ちになります。(かつてどんな人が住んでいたのだろうと想像すると、とても楽しいです。)


 廃墟の何が良いの?と思われる方がほとんどかと思いますが、私は「儚さ」が良いと思っています。


 人も物も、いつかは壊れます。

とくに人は、自分自身が壊れる事を想像するのが難しいです。

廃墟は、そんな人間達に、万物の儚さを教えてくれている気がします。


 また、廃墟には沢山の記憶が閉じこめられていると感じます。

廃墟の中では、時は止まっているかのように、静かに流れます。

外界とは全く違う時の流れ、むせかえるような人々の記憶。

それらを包み込む廃墟は、大きなタイムカプセルのようだと、私は感じます。


 壁や床が朽ちて崩れかけていても、雑草が好き放題に伸びていても、それらの廃墟は、どこか美しいと感じます。


 私のこの廃墟好き、創作活動にすごく良い影響を与えてくれています。

不気味で、美しく、儚い…これほど不思議の世界に迷い込めそうな装置はこの世に無いんじゃないかと思います。


 かと言って、実際に廃墟を訪ねるのは、不法侵入になりかねませんし、建物が老朽化してとても危ないので、オススメしません!!(その前に、廃墟好きってあまりいないか…)


 求ム!廃墟好キ!! 

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