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猫に連れられて来た場所は、まるで砂糖を塗したかのような真っ白な森だった。触ってみたが、雪ではない。


葉も、枝も、幹も、そして土も。ペンキを塗られたかのように、真っ白だった。


「アリスはここにはいませんよ」


猫とは違う声が聞こえ、私は声がした方を向く。

そこには、白い兎がいた。その身体には鎌が突き刺さって幹に繋がられている。


「アリスがしたんですよ。酷いでしょう?

アリスは悪い子なんです。だから追い掛けるのはおやめなさい」


アリスが?あの、天使のようなアリスが、こんな酷いことをしたと言うのか?


「……嘘だ」


私は兎を無視してアリスを探す。

猫はにんまりと笑ったーー気がした。




「着いておいで。僕は導くものだから」

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