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★22 仙石龍聖

よろしくお願いします。


ようやくクソな中学と縁が切れた。セイセイしたぜ。


今日から、地元から遠く離れたここで初めての一人暮らしと楽しい高校生活が始まる!


少し心配していたが、やはりこの高校には同中のヤツはいなかった。

親と担任しか、この高校のことを知らないので、安心して楽しめるぜ!


・・・


中学2年の秋、体育祭の打ち上げでカラオケに行ったとき、

超好みのタイプの五十嵐春奈といいカンジになったんで、

口説いてみたら付き合えることになった!


春奈にホレこんでいたから同じ高校に行きたくなって、

一緒に勉強し始めたら、ゴンを誘おうっていいやがった。


2人でイチャイチャしたかったのに!

春奈がランクを落とせばよかったのに!


たしかにゴンのテスト予想とかバッチリで成績は上がったけど、

アイツは俺をバカにしやがった!

「1年の数学も復習したほうがいいよ。」

うるせー!なんで、俺だけそんなバカなことをしないといけないんだ!


サッカー部でも下手くそな後輩はみんな、ゴン、ゴンっていいやがる!

クソが!


春奈はキスまではさせてくれたけど、いつまでたっても抱かせてはくれなかった。

まさかクリスマスの日までキョヒられるとはな・・・

真面目すぎるんだ。まあ、それでも春奈が好きだったケド。


・・・


3年になって塾にいくことにしたら、鳩岡愛梨沙と塾でも同じクラスになった。

2年の時も同じクラスだったし、春奈、ゴンと一緒によく勉強もしたので結構仲がよくって、

割と好みのタイプだった。


成績の泣き言を言ってみたら、一緒に頑張ろうねって優しく微笑まれた。

塾が終わったあとに、少しだけこの問題を教えてくれって頼んで、

一緒に帰るようになった。あれ?これ、イケルんじゃね?


口説いてみたら、簡単にキスさせてくれた!

もう舞い上がってしまった!ゴンを出し抜いてやったってな!


次の日、クラスでゴンと愛梨沙を観察したら、

愛梨沙のヤツ、最初はぎこちなかったけど、すぐ普通に戻ってイチャイチャしていた。

アイツも女優だったよ。


・・・


愛梨沙がゴンとデートしない土日は、必ず呼び出してデートした。


何度目かのデートの時に抱こうとしたら、愛梨沙のヤツ、

少しだけ嫌がったけど、そんなのフリでしかなく、スパイスにしかならなかった。

結局、ノリノリで抱き合ったら、愛梨沙は初めてだった!


麻薬ってこんなカンジかっていうくらい、メチャクチャ興奮した!

ゴンの女を、ゴンより先に抱いてやった!


ゴンよ、コイツの初めては俺だぜ!

お前がヘタレで、手を出さないのが悪いんだぜ!

もう、この女は俺のモンだ!


ゴンを見るのが楽しすぎた!

バレないように気をつけるようにしたけど、いつもニヤニヤしてしまった。

まあ、いつもご機嫌だなとか言われて、また心の中でバカにしていたけどな!

サイコーだった!


だけど、なかなか愛梨沙は俺のことを好きとは言わなかった。


くやしかったんで愛梨沙を熱烈に口説いた。

ようやくゴールデンウィークには、愛梨沙はゴンより俺を優先するようになった。


そして、あの日曜日、ついに俺のことを好きと言わせた!

もう目眩がするくらい興奮して、1日中、ヤリまくってしまった!


その夜、ゴンから電話があった。

大浦樹愛羅をイジメから助けたいって。大浦ってあのゴミ女?

「イジメはほどほどにな。」って前に言ってたけど・・・

なんで?


でもコレって、ゴンをたたき落とすビッグチャンスだ!

愛梨沙に伝えると、すぐにゴンの浮気を信じて、大浦を憎悪していた。

いや、お前の方がヒドイだろ?

まあ、いい。明日が楽しみだ!


たたき落とすつもりが、たたき落とされてしまった・・・

ヤツは大浦のことだけじゃなく、俺と愛梨沙のことを知っていて、

ちゃんと証拠を用意していて、俺たちをハメる気満々だったんだ。

そして、その罠にキッチリと嵌まってしまった・・・


クラス中に、学校中に軽蔑された上に、警察でぎゅうぎゅうに絞り上げられた。

補導ですんだけど・・・


親の目もみるみる冷たくなってしまった。

共犯の愛梨沙にすらブロックされてしまった。

キレた時に、なんか言ってしまったらしい。


トップから最底辺まで落ちてしまった。

ゴミとバカにしていたヤツらからもバカにされるようになってしまった。

折れてしまった俺は、なんにも言い返せなくなってしまった。


・・・


高校に入って1ヶ月がたった。俺はこのクラスのトップグループにいる。

別に張り切ったワケじゃないのに、トップに入ってしまう。器が違うってことだよな。


俺の好みの上品でキレイ系の女はこのクラスにはいなかった。

でも、何人かとはいいカンジになっているので、

今度はちゃんと順番に付き合っていってやるよ。


上品でキレイな女はバイト先にいるしな!


・・・


4月の終わりに1人の女を口説き落とした。

同じクラスのバカで胸が大きい女だ。

連休中は家に連れ込んで、久しぶりにヤリまくったら最高だった!


でも1か月ほど経つと、その女のバカさ加減に腹がたってきた。

料理もできないし、束縛もキツくなってきた。

そろそろ、次の女にチェンジ!だな。


ちょうと体育の授業でサッカーの紅白戦があった。

最後の方に女子が観戦にやってきた。ビッグチャンスだ!


・・・


「なんで俺にパスをよこさない!!」

オフサイドじゃなかったのに!このゴリ○―マンめ!


ゴリ○―マンはちょっと呆然としていた。どんくさい野郎だ!

「・・・ああ、悪い。全然ボールに触っていないヤツがいたから・・・

龍聖なら決めていたのにな。次はパスするから。」


結局、ゴールは出来なかったけど、ドリブルで2人躱したらキャーキャー言われた。

よしっ、次はキャーキャー言ってた金髪ギャル子ちゃんだ!


・・・


朝から、金髪ギャル子ちゃんをどう口説こうか考えながら教室に入ったら、

クラス内の空気がオカシイ。なんだ?


このクラスのトップで親友の髙島がイヤそうに、俺に紙を差し出した。

大きな文字が書いてあった。

「龍聖、これってホントなのか?」


『仙石龍聖は中学校3年の時、彼女がいるのに、親友の彼女を寝取った。

そして龍聖は、その親友が浮気したと嘘で貶めようとしたけれど、

逆に自分の浮気現場の動画を晒された。

逆ギレした龍聖はその親友を殴りまくって、傷害罪で捕まり鑑別所に入った。』


「なんで・・・」

目の前が真っ赤になって、それ以降は覚えていない。


俺は3日間の謹慎処分を受けた。髙島をぶん殴って、乱闘になったそうだ。


親に連絡が行き、メチャクチャ叱られた。

彼女に連絡しようとしたら、またブロックされていた。

金髪ギャル子ちゃんや他のツレもだ。


なんでだ?誰なんだ?なんで今頃、あの話が・・・

それよりどうする?どうすればいい?

くそっ、また底辺になっちまう!


・・・


謹慎があけ、クラスに入るとき、無理矢理にこやかに笑って、大きな声でおはようと言った。


賑やかだったクラスがたちまち静まり返った。シーンっていう音まで聞こえた。


勇気を振り絞って、髙島のもとに近づいた。

「すいません。俺が悪かった。許してください。

俺を絶望的に貶めようとする嘘を見せられて、動揺してしまったんだ。

ホントにごめんなさい。」

ちゃんと謝って、頭を深く下げた。


これで許してくれるよな!親友だし!

お前らに迷惑かけてないし!


髙島が他のヤツと馬鹿話を始めた!

何で、なんで許してくれないんだ!


誰も俺と、目を合わせてくれなかった。


他のクラスの何人かのツレも、だ。


学校での居場所がなくなってしまった・・・


・・・


バイト先は、同じクラスのヤツに教えてもらった人気のカフェだった。

バイトの希望が多く、面接でたくさん落としているらしい。

イケてる高校生、大学生がたくさんいて、仲良く楽しく働いていたけれど・・・

すでにバイト仲間にも知れ渡っていて、誰も話してくれないどころか、仕事の邪魔をされた。


ここでも仲間が消えてしまった・・・

なんでだよ!お前らにはなんにも関係ないだろ!


「龍聖のせいで仕事がうまく回らない!」

「龍聖がホールにいれば、カンジが悪いので客が減る!」

などと店長に告げ口され、すぐに首にされてしまった。


・・・


今度はファミレスで働くことした。

しばらくしたら、髙島がクラスのヤツらを連れて来て、嫌がらせを始めた。

いたたまれなくなって、すぐに辞めた。


俺はまた、ボッチになってしまった・・・


また、誰も助けてくれない・・・


俺の居場所はもう、このワンルームマンションしかない・・・


どうして、なんで、こんなことに・・・


いつまで続くんだ・・・



読んでくれてありがとうございまた。

面白ければ評価をお願いします。


ゴリ○―マン君は龍聖に陰でこう呼ばれていることを知っていて、怒っていた。

ゴリ○―マン君は堺市に引っ越しする前は神戸市に住んでいて、龍聖くんの

「サッカー部のくせにオフサイドを分かっていなかった事件」の対戦相手ディフェンダー。

「なんで俺にパスをよこさない!!」

この怒声で思い出し、なぜここにいるのか不思議に思って調べたら面白すぎたので、

匿名で、ちょっと盛ってみんなにお知らせした。

龍聖が思ってたよりずっとヒドイ目にあったので、このことは永遠に内緒。

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― 新着の感想 ―
[良い点] テンポよく話が進んで面白かったです [一言] アリサの後日談も読んでみたいです
[一言] 何が悪いのかわかってない 暴力 寝取りを平気でする 明らかになっても謝罪しない 警察って聞いてやっと口だけ 救いようがないクズだったなこいつ あともしでいいのでゴンたちの甘々など後日談が…
[良い点] 反省すら出来ないクズには相応しい後日譚だと思います。 >いつまで続くんだ・・・ 永遠に怯え続ければよいのではないですかね。 また、餌食になった女生徒は、少なくとも高校生活では身体目当ての…
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