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44回目の収録

作者: なやみムヨウ


 金属を削るグラインダーの音と、規則正しい動きを一日何十時間何十年も続け、せわしなく働き続ける古びた機械たちがさび付いた部品をこすり合わせた不協和音が鳴り響いた中で、人間だけは音を発することを許されなかった。

 規則正しく梱包された製品を台車で運び、出荷場に置いたらまた作業場に戻り同じことを繰り返す。

 工場の屋内、100平方メートルの正方形のスペースの主役は人間ではなく、部品の生産に貢献していく機械や、組み立て研磨していく道具たちだった。

 一体、どちらが歯車なのか、素人仕事でグリスアップしたファンの回転音の方が人間なんかよりよっぽど饒舌だ。

 

 6年もだらだらと居座り続けた大学をようやく卒業し、鉄鋼団地内にある小さな会社に就職した俺は、大学にいた時の倍以上の年月をこの会社に捧げ、俺は今日までせっせと働き続けてきた。

 

 大学時代は楽しかった。

 地下アイドルの追っかけをしていた友人たちに誘われ、すし詰め状態で車に乗り込んで会場に向かう道中のダラダラとした雑談が楽しかった。 

 映画同好会のサークルでは卓を囲んだ仲間達と映画の話を日々語らい、安い飲み屋の安い酒で喉を潤しながら何時間も語り尽くした思い出はいつまでも残っている。

 

 喋ることが大好きだった。

 それが今では古びた機械たちに発言権を握られ、黙々と作業するしがない会社員となってしまった。

 今年で40を迎える自分の顔を鏡で見た。

 口角は下がり、頬はたるみ、髪はボサボサ。

 元々手入れをしている方ではなかったが、我ながらひどい顔だ。

 身繕いをおろそかにしたまま十何年も放置してしまった結果だ。

 朝のコーヒーを飲めば、そのままどろどろに溶けてしまいそうな濁った目のおっさんがいつも鏡の前で自分を見ていた。


 大学時代のサークル仲間とは最初の数年だけで、今ではすっかり顔を合わせることがない。

 たまに結婚の連絡が入ってくるくらいのものだ。

 祝福も通話ではなく、簡単なメッセージで済ませ、言葉を交わすことがすっかりなくなった。


 声が欲しい。

 気兼ねなくダラダラと発言できる場が欲しい。

 

 いつの間にか一人になってしまった。

 休日になっても行きたい場所があっても行ける相手はいない。

 この歳になるまで彼女なしで過ごしてきた、今の俺には言葉を交わす相手がいない。

 酒も飲めないので、寂しさを誤魔化すやり方も知らない。


 すっかりかすんでピントが合わなくなってしまった大学時代の思い出を脳裏に浮かばせながら、俺は足下の定まらない綿埃のような毎日を過ごしていた。

 

 仕事が終わり、独り暮らしのアパートに帰ろうと夜中に車を走らせていた時だった。

 田舎の道は信号が少なく静かなので、退屈を紛らわせるため、普段はつけないラジオを点けた時だった。


『…ということですが?いや~震えてきました。県道137号線というと周りに何もないのでありえそうな話ですよね』


 男性の陽気な声がスピーカーごしに聞こえてきた。

 適当に周波数を合わせたのだが、地方のラジオか。

 半袖じゃないと外に出れなくなってきた季節なので、地元の都市伝説の話をしているようだった。 

 深夜2時の県道137号線にこの時期、若い女の幽霊が出るという内容だった。

 137号線は周囲が田畑の何もない道だ。

 県境を越えたら木々生い茂る山間部を抜け、橋を渡った急カーブの先に大きな湖が左手に顔を出す場所だ。

 雨期は土砂災害が目立つが、県境のパイプなので、俺もよく利用している。

 幽霊というよりは熊でも出てきそうな雰囲気だが、若い女が出てきたら確かに怖いかもしれない。


 しばらくラジオを聴いてふと思った。

 そうだ、自分でラジオをはじめてみたら面白いかもしれない。

 人様に見せられない中年の見た目であろうと、音だけのラジオなら関係ないし、だらだらと好きなことを話す事が出来る。 


 ノートパソコンなら家にあるし、マイクさえあれば手軽に出来るし、時間ならどれだけでもあった。

 翌週、中古ショップで買った1万円のマイクをパソコンに接続し、録音を済ませた後、配信プラットフォームで音声ファイルをアップし、サムネイルをつけてアップしてみた。

 生まれて初めての自分のラジオ、そしてDJ。

 録音スイッチを入れる際、緊張と興奮が入り交じる中、大学時代を思い出したかのように、15分と決めた時間枠の中で自由に俺の言葉を放流した。

 いつもは顔面がドロリと溶け落ちてしまいそうになるコーヒーも、ラジオの収録の時だけはガソリンに変わる。

 

 話題なんて何でもよかった。

 たまたま手にした本、コンビニで最近ハマっているお菓子、見た映画やドラマ、つまらないドラマも、そのつまらなさを思う存分マイクにぶちまけることで楽しむことが出来る。

 古びた機械に支配されていた自分の日常に光明がさした。


 再生回数はどうでもよかった。

 世界中に配信されてはいるが、今時どこの誰とも知らない素人が配信してるラジオなんて誰も聞きはしない。そう思っていた。


 だが、配信すると必ず「1」という再生回数があった。

 どこの誰かは知らないが、配信すれば必ず聴いてくれる人がいる。

 それが嬉しくて仕方なかった。

 ラジオの配信は40回を超えるまで続けたが、変わらず再生回数は「1」のまま続いていた。

  

 43回目での収録のことだった。


『今回でこのラジオも43回目になりました。はい拍手~。ひとまず目標を50回にしていたのですが、あと少しで目標達成となりますね。さて、今回はお題に答える前に、僕がこのラジオを配信するきっかけとなった話から始めたいと思います』

 

 もともと喋ることが好きで、たまたま夜に車で点けたラジオがきっかけとなった部分から入ったが、さすがにそれだけでは一言二言で終わってしまうため、たまたま点けたラジオで流れていた都市伝説の話題に触れた。

 深夜2時、県道137号線に若い女の幽霊が出るというものだ。


『137号線は今僕が住んでいるアパートからそう離れていないので、次回の配信までに実際行ってみようかなと思ってます。本当に出るんですかねぇ、若い女の幽霊なんて。もし次回の配信がなければ僕の身に何かあったと思ってください。はは…そうならないといいけど』


 44回目の収録は、翌週の土曜の夜と決めていた。

 なので、金曜の夜に行ってみればいいだろう。


 同じことの繰り返しの毎日なので、時間が経つのはあっという間だ。

 ラジオ収録予定前日の金曜日となった。

 仕事を終え、適当に自室で時間を潰していたのだが、エアコンを効かせベッドに横たわっている間に油断して寝てしまっていた。


 目が覚めて、慌てて時刻を見ると、いつの間にか日付が変わり、土曜の深夜1時をまわっていたところだった。

 県道137号線はアパートから車で40分ほどの距離だ。

 今から向かえば丁度いい。

 俺は肌にまとわりついた寝汗をシャワーで軽く流し、手早く身支度を済ませると車に乗ってエンジンを入れた。


 深夜2時…県道137号線と言ってもどの場所に出没するなんて話はラジオでは出ていなかったが、恐らく人気のない山間部から湖に抜けるまでの道だろう。

 何もない田舎道とは言え、飲食店が道沿いに点在する場所で幽霊が出没するなんてのはあまりに滑稽だし一般人と区別がつかない。

 のんびりと夜風に当たってドライブしながら、俺はコンビニで買った最近お気に入りのお菓子とコーヒー片手に、問題の県道へと向かって行った。


 車に備え付けた時計で時間を確認すると問題の2時をとうに過ぎていた。

 山間部の道に「あたり」をつけて走っていたのだが、問題の女の幽霊どころか、動物一匹出てきやしない。

 

 やっぱりそう都合よくは出てこないようだ。

 とはいえ、何もなかったと言うだけでも15分のラジオでは十分に話題になる。

 山間部を抜け、広い田舎道に出るのだが、その先にあるハンバーガーショップで軽くつまんで帰ろうと思った時だった。


「!?」


 いた。

 確かにいた。

 外灯の明かりもない、真っ暗な闇の中、俺の車のヘッドライトが一瞬確かに「それ」を映した。

 白の長襦袢を着た若い女の姿が対向車線に一瞬だけ映ったのだ。

 

「嘘だろ…」

 

 慌てて車をUターンさせ、速度を落としながらもう一度確認した。

 いた。

 映った。

 若い女の後ろ姿が映った。

 とりあえずホっとした部分だが、幽霊ではなかった。

 長襦袢だと思ったのはゆったりとした長袖の白のシャツに、パステルカラーのワイドレッグパンツだった。

 髪は黒ではなく茶色のショート。

 ごく普通の若い女だ。

 女は車道を歩いていたが、幽霊ではないとホっとしたのも束の間、不気味なことに気がついた。

 俺は山間部を抜けてここに来たが、若い女は俺が来た方角に歩いている。

 深夜の2時過ぎ、何もない山の中へ一人で向かっているのだ。

 灯りも何もない暗がりの一本道の車道を、不安な足取りで歩いている。

 幽霊でなかった安堵なんて一瞬で過ぎ、背中を冷たいものが流れた。

 車通りも少ないこの時間、そのまま放置して行ってしまおうかと思ったが、声をかけるべきか。


 迷った結果、声をかけることにした。

 事情は知らないが、変な輩に捕まって事件に巻き込まれでもしたら危険だ。

 車を近くに停め、手汗で濡れた手の平を安物の黒のスキニーにこすりつけ、恐る恐る女に近づいた。 


「こ、こんばんは…」


 時刻は深夜2時40分。

 我ながら情けない声だった。

 ラジオDJもかなり板についてきたつもりだったが、第一声からこんな声を出したことはない。

 20代くらいの若い女だった。

 荷物は何もないが、右手にスマホだけ持っていた。 

 履き古したシューズでおぼつかない足取りだったが、着の身着のままで出てきたという出で立ちだった。


 訳ありなのは一目見て分かった。

 泣きはらした目で俺の顔を見てきたからだ。  


「こんな時間にどうしたの?」


 昼間のショッピングモールで見かけでもすればごく普通の若い女の子だが、時間も時間で場所も場所だ。

 恐怖しかなかった。それに俺はこれまで女性と付き合った経験がないままいい歳を迎えてしまったので、若い子にどう声をかければいいかわからない。

 一回り以上も離れているであろう若い女性を前に緊張してしまうとは、我ながら情けない。

 これでも世界中に15分間のトークを配信しているラジオDJなのだが。


 女はすすり泣きしながら反対側を指さした。

 あっちからここまで歩いてきたということらしい、住宅地はかなり先のはずだが、そこから歩いてきたのだと、嗚咽まじりで途切れた声をつなぎ止めて理解した。


「…男に捨てられた?」


 女の肩がびくりと震えた。

 驚いたように、泣きはらした目で俺の顔をまじまじと見てきたかと思えば、浮かべた涙を両の腕でグシグシとこすり、盛大に泣きはじめた。


 捨てられたというよりは、電話で振られたらしい。

 片思いの末、3年付き合っていた彼氏がいたそうだが、他に好きな女性が出来たとかで振られてしまったとのことだった。

 数時間前のことだったそうだが、目の前が真っ白になり、スマホ片手に家から飛び出してきたのだという。

 若い頃の俺には縁のなかった世界だ。そんな事情を聞いてもピンと来ない。


 歳を聞くと23だった。

 中学校で事務仕事をしているそうだ。

 公務員か。23といえば、俺はまだ大学で仲間達とダラダラ話していた時期だ。

 当時の思い出を振り返ってみても、男連中とつるんでばかりで女っ気のまったくない人生だった。


 気温の下がった深夜とは言え、日中は長袖で出ると汗だくになってしまう季節だ。

 何か飲もうと提案し、俺は女の子を近くの道の駅まで連れて行き、自販機で冷たいレモンティーをおごってやった。

 自分の分に買った缶コーヒーの蓋を開け、彼女にベンチに腰掛けるよう促すと、彼女の話を黙って聞いていた。

 黙って聞いていたのは、経験がないのでどう答えてよいか分からなかっただけだが、彼女には都合が良かったらしい。

 歩きながら彼との思い出を振り返り、思い出しては泣きの連続だったそうだ。


「ラジオが好きでよく一緒に聞いてたんです」


 彼女がスマホを取り出すと、見覚えのあるプラットフォームが出てきた。

 俺がラジオを配信している場だ。

 そしてこれまた驚いたことに見覚えのあるサムネイルが見えた。

 俺のラジオじゃないか。


 いつもラジオについてくる再生回数1は、彼女…厳密には彼女の彼氏からのものだったらしい。

 この道に女の幽霊が出るというラジオがきっかけて始めたラジオのリスナーと、この道で出会ってしまうとは思わなかった。

 俺が配信しているラジオだと説明したかったが、涙ながらに別れた彼との思い出に浸る姿を見ていると、とてもそんな気分にはなれない。


 俺は彼女が手に持ったレモンティーが空になるまで話を聴いていた。


「もう、どうしていいか分からなくて…」

 

 俺は震える彼女の手にそっと自分の手を重ねた。

 女性の手を握ったのはいつ以来だろうか。

 自然とそうしていた。

 こんな時に恐縮だが、女性にこれまで縁のなかった心臓がせわしなく動き出すのを感じた。

 彼女が泣きやむまでそうしていた。


 その後、俺は彼女を家の近くまで送った。

 若い女性だ。まったく下心がないと言えば嘘になるが、失恋したばかりの女性の弱みに付け入るほど、俺は男として出来ちゃいない。


 相当な距離を歩いていたようだ。車を飛ばしても10分以上は走ったところで降ろしてくれと言ってきた。

 彼女とはそこで別れた。

 40手前という自分の年齢と女性経験のなさで躊躇したが、一応LINEだけ交換した。

 家は近くとのことだが、無事家に帰ったかどうか知りたかったからだ。

 運転中、彼女からのLINEが来ていた。

 お礼の言葉と共に、無事に帰ったとの連絡が来ていた。

 ほっとしたと同時に、女性からの連絡で少しだけ舞い上がっている自分がいることに気づいてしまった。

  

 幽霊は出なかったが、出会いはあった。

 44回目のラジオのネタには十分すぎる、今から収録を行うのが楽しみだった。


 配信は予定通り行った。

 実際に行ってみたが、幽霊は出なかったこと。ただ、失恋したばかりの若い女性と出会えたと、貴重な体験をしたことをやや興奮ぎみに喋りつくした15分だった。

 

 配信したところ、一つ嬉しいことがあった。

 いつも1しかない再生回数が「2」に増えていたのだ。

 出会った女性の元カレがリスナーなのは知ってたが、別れたので増えた1人分は恐らく彼女のものだろうか。

 そういえば、ラジオDJの話は結局彼女に出来なかった。

 勝手に話題にしてしまったが、自分の話をされて嫌な気持ちになっていないだろうか?

 

 スマホのLINEが鳴った。

 見ると、深夜に出会った彼女からだった。

 

『やっぱりあなただったんですね。さっきラジオ聴きました』


 増えた再生回数はやっぱり彼女のものだった。

 やっぱりという言葉が少し気になったが、俺は嬉しい気持ちになった。若い女性が俺のラジオを聴いてくれている。

 思わず無粋な妄想まで軽くしてしまう自分が情けない。

 彼女とLINEで数度やりとりしていると、ふとメールが来た。

 今月の通話料の通知か何かかと思えば、違っていた。


『はじめまして。いつもラジオ聴いてます。突然ですみません。今回のラジオ、聴いて気になったんですが、その女性もしかして長袖の白シャツにパステルカラーのパンツの茶髪のショートの子じゃなかったですか?違ってたらいいのですが、もしそうであれば、お手数ですが返信をお願いします』

  

 ラジオに関してのお便りが来たのははじめてのことだった。

 喜ぶところなのだが、やや不審な文面だった。

 彼女の特徴はラジオでは一切話さなかったのだが、メールで指摘してきた特徴は、あの日の彼女と一致している。

 ラジオのリスナーが彼女が振られたという元カレだったのは知っていた。なので、このメールも元カレのものと考えるのが妥当だろう。

 俺はラジオを聴いてくれている礼と共に、その通りの旨を返信した。


 返事はすぐ返ってきた。


『連絡先を交換したりしていませんか?もししていたら、別れてしまった身で勝手ですが、彼女の話をどうか聞いてやってください。彼女に会ってあげてください、どうかお願いします』


 なんだ?

 この男は恐らく彼女と別れた元カレなのだろうが、どうしてこんなことを言ってくるのだろう。

 理由を尋ねたが、それ以上返事が来ることはなかった。

 彼女からのLINEがその時きた。


『車で送って頂いたお礼がしたいです。明日の夜にでも会うことは出来ませんか?場所は…』


 県道137号線の湖の近くにある廃工場。

 お礼なのに、そんなところを指定してくるとは。

 不気味な予感がした、それに元カレからのメールの内容も気になった。

 彼女に会ってやってくれだなんて…振った立場でそんなことを言うとは。

 しかし、若い女性と会えるかもという期待が俺の感覚を麻痺させてしまっていた。

 俺は了承してしまった。




 翌日の夜、俺は彼女から指定された場所に向かった。

 そこには一台の車が停まっていた。

 会えると期待していた彼女の姿はどこにもない。

 呆然と立ち尽くす俺の前に現れたのは、先端の尖った刃物のようなものを俺に向かって振りかぶる若い男の姿だった。 


 もしテレビを見ていたら、この場には来ていなかったかもしれない。

 俺にはもう見ることが出来ない今日の昼のニュースでは、キャスターが地元で起こった事件の一部始終を報道していた。

 この日の午前4時40分。

 23歳公務員の女性が自宅のアパートで何者かに刃物で胸を刺され、殺害されたというものだった。


ラストが分かりづらいなぁと思いつつ、技量不足を抱えながらも参加しようと書いたやつです。

適当に読みながしてもらえたらなと思います。

なお、若い女性と深夜の道で出会ったのあたりは実体験をもとにしてます。

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[一言] 主人公の背景がよく分かりお話にどんどん引き込まれました。 主人公の背景がとても丁寧な分、「彼」の正体か動機(好きな人が出来て振った相手をなぜ殺さなくてはならなかったのか、もしくは彼女が嘘をつ…
[良い点] 元彼の「彼女の話を聞いてやってください」で??と思ってたら、そういうオチでしたか。 怖かったです。
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