最近のざまあは美人局の詐欺みたいに感じてなんだかなと私は思う
さて、少し前までのざまあは、主人公はもともと強い力を持ってるのだけども、無能な勇者パーティがそれに気が付かないで、言いがかり的に主人公を追放して自滅するというパターンが多かったと思います。
これはこれで登場人物が主人公に感じていることと、読者が主人公に感じていることに差異がありすぎて、なんだかなと思っていたのですが、最近はもとから強い能力を持っている主人公が意図的に舐めプしてパーティを追放されて、その後に主人公は開き直って全力を出すという作品も増えてきました。
これであれば登場人物同士と読者の間に主人公に対しての認識に違いはないわけですが、わざわざ弱い無能なふりをして勇者パーティを自滅させようとする手口が美人局みたいに感じるのですよね。
美人局というのは夫ややくざのような情夫としめし合わせた女が、他の男と通ずるかに振る舞い、それを言い掛かりとして夫ややくざのような情夫がその男をおどし、金銭などを巻き上げる行為なのですが、要は最近のざまあ主人公がやってることが詐欺のようなものにしか見えないわけです。
やはりざまあのパターンにはかなり無理が出てきてるとみていいのかなという気がします。
まあそれでもランキング上位に乗るくらいにそういった作品を支持する読者は結構いるのですけどね。