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風飯~普通の飯を美味しく食べる~

草薙悠弥、梅干しを食べる

掲載日:2020/11/28

――いただきます。


草薙は手を合わせた。


今日は――梅干しだ。


(やはり、いいな)


梅干しに白いご飯。

古来から日本人が親しんできた食べ物だ。素朴な和食である。


梅干しはいい。

まずうまい。

白米にあわせるとうまいのだ。

簡単な組み合わせで食べられる。


体にもいいのだ。

殺菌作用がある。

そして保存食としてもよいのだ。

多少、扱い方がざっくりでも、結構時間がたったとしてもけっこうおいしく食べられる。


うまい。

白米にあう。

健康にいい。

保存食としての優秀。


生活を営む上で良い要素がたくさんである。


草薙は梅干しをご飯にのせた。

ほかほかのご飯にのった梅干し。

箸で梅干しをちぎる。

桜色の果肉が露出するようにその色をあらわにした。

そして口に運ぶ。


(すっぱい、うまい)


梅干しはすっぱい。それもまた良し。

梅干しはうまいのだ。


ご飯が食べたくなる。

淡く梅干しの色がついたご飯を食べる。


(うむ、うまい)


ご飯がうまい


また梅干しを箸でちぎる、梅干しの桜色の果肉を食す。


(うむすっぱい)

うまい。

そしてご飯を食べる。


それを繰り返す。


椀のご飯が少なくなり、梅干しが小さくなっていた。


ちなみに草薙が今食べているのは紀州の梅干しである。


草薙は一気に梅干とご飯をかきこんだ。


素朴な和の味が流れ込む。


梅の種を残し、お椀は空になった。

口に残る酸っぱい感触を少したのしむ。


(うまかった)


草薙は梅干しを食べた。


白米と和食。

質素かもしれない。だが――


――それもまた良し

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