腹鳴り虫とお弁当
朝の三人衆からの謝罪から目立ったことも無く現在は3時間目が終わりそう時間帯だった。
みんな昼休みに早くなって欲しいのか少しだけソワソワしている。
そんなのは春も同じようで.....否!今、一条春はとんでもない敵と戦っていた!
(クソ!お腹が空いた!お腹が鳴り止まない!)
そう、お腹の虫と戦っていたのだ(笑)
この教室に男は春だけ、しかも男が腹がなったなんてこの世界なら...と考えただけで恥ずかしすぎて終わる。
(あと3分!何とか持って...)
きゅぅぅぅぅぅ〜
高い音が教室に鳴った。
先生含めみんなが春のことを一斉に見た。
流石に恥ずかしすぎるため顔を両手で覆って下を向いた。
(((((((可愛すぎる...!!!!!)))))))
そんなことをしていると授業の終わりを知らせる鐘が鳴る。そこでみんなハッとなり授業終了の礼をした。
春は今現在も両手で顔を覆って下を向いている。なぜなら顔が真っ赤になっているからだ。
そんなことを知らずに1人の女の子がこちらによって来ていた。
「一条く〜ん、なんか可愛い音がなってたね?ほら手を顔から離してこっちみよ?」
春は察していた。こんなことを言うのはどうせあのS属性女の子美希だと。朝の1件を許したからなのかグイグイ来るようになった。
「...嫌」
「ほ〜ら手を外そ!お昼ご飯食べようよ!」
「...嫌!」
「もうそんなこと言って、お腹すいてるんでしょ!」
その通り、春はめちゃくちゃお腹がすいていた。
それはもうとてもとても
すると足音がもうひとつ聞こえてくる。
「美希〜!また一条君のこといじめてるよ〜!また嫌われるよ〜?」
「真希!...だってめちゃくちゃ可愛いんだもん〜!!!こんなの私耐えられないよ!」
「はぁ...本当にどうしてこんな子になっちゃったのかな。一条君、お腹すいてるなら早く食べよ?恥ずかしいのは分かるけどお腹が空いたままは辛いよ?」
「.....うん...」
そう言いながら顔から手を外す。恥ずかしさのあまり涙目になっていることは春は気づいていなかった。その顔で美希&真希の顔を見る。
「「おおう...」」
「...?」
「か、可愛すぎる!!こんなの無理!!!!」
「これは...美希の言ってることがわかったかも...」
そんなことを言っている2人を無視してカバンの中から弁当を取ろうと探していた。
「...ない」
「「何が?」」
「弁当箱がないの!」
「「あら...」」
「ど、どうしよう...」
その表情を見て美希が少し震えた気がした。
「一条君、私と一緒に学食行こうか?」
「美希なーにどさくさに紛れて誘っているのかな?!」
「真希も一緒に来ればいいじゃない!」
2人が話しているのを再度無視して春は委員長こと伊織の方に向かっていく。
「「あっ」」
2人は春が居なくなったことに気づいて周りをキョロキョロすると伊織に話をかけていた春を見つけてその方向に歩き出す。
「伊織...。」
「どうしたの?一条君?」
伊織は春に声をかけられて少し嬉しそうな顔をしていたように見えた。
「あの...弁当箱忘れたから食堂の場所教えて欲しい...」
「そっか、わかりました!一緒に行きましょう」
「伊織、弁当じゃない?大丈夫?」
「ええ、大丈夫ですよ!ほら時間がもったいないのでいきましょ!」
「ちょっとまってて伊織」
そう言って春は美希&真希のところに行く
「2人も一緒に行こ」
にへらぁ〜と笑いながら2人に行こうと言う。
元はと言えば2人が学食という言葉を発したのだが春が誘ったみたいな流れに強制的に持っていきたかったためゴリ押した。
「「うん!!」」
2人は阿吽の呼吸のように同じ動きをした。
4人で学食に向かう間は適当な他愛のない話をし、何を食べるのかを考えながら学食に向かうのであった。




