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桜が咲くと思うのは  作者: 怜綾
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アコの物語

普通女子を応援したい!

雄大と、婚約してから半年が経ち

一緒に住み始めて、3ヶ月。

私、葉月亜子はカフェで働いている、25歳の普通の女で

婚約者の風間雄大とは

お互いの仕事が忙しいという理由で、すれ違ってばかり。

でも流石に最近の雄大はおかしい。



季節は4月。

桜が綺麗で、橋から見る桜もいいけど

窓からうっすら見える桜のほうが好き。


雄大と出会ったのは、大学のゼミが同じで

一緒に飲み会の買い出しに行ったのがキッカケだった。

あの時も、桜が綺麗で、雄大の肩に桜の花びら沢山がついてたっけ。


雄大はとてと顔が綺麗で、女の子みたいで

手足も長く世間様が見るとイケメン…性格も優しくて何でこんな普通の私と付き合ってるんだろう?と、自分でも問いたくなる。


私はブサメン好きで、イケメンも好きだけど

自分に自信がなくて、イケメンと付き合うのはしんどい。だから、好きになる人はブサメンくんばかりだったけど

雄大は、違うんだ。


はじめて雄大と話した日


「アコちゃん、お酒よく飲むの?」

「いやぁ、私はコーラでも酔っぱらうくらい、弱いから、あまり飲まないよ」

(家で韓国ドラマ見ながら飲むコーラは最高だよ)


「コーラで酔っぱらうの?んじゃ、飲み会なんてつまらないでしょ?」

「でも、サークルのみんなと仲良くなりたいし」

(本当は家に帰りたい)


「えらいね〜俺、実はもう帰りたい笑」


(え?私と一緒じゃん)


「雄大くんは、お酒弱いの?」

「いや、お酒は飲めないわけじゃないけど、沢山の人達と飲むのが苦手なんだ」


「私も、その気持ちわかる」


「今度二人でご飯どう?」


「うん、是非」

(嬉しいーーー)


「いきなり、ご飯からでもいいけど

カフェとかどう?俺、コーヒーが好きなんだ」


「私も!コーヒーがめっちゃ好き!」


コーヒーが二人とも好きってわかって

それから2人で美味しいコーヒーが飲めるカフェや喫茶店巡りをすることになった。



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