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第2話 まさかの続編

あれ? 向かいにあるのは稲荷せんべいのお店だな。あの狐のお面のせんべいとか、おみくじ付きのせんべいが良い感じなんですよ。脳内メモに子供達へのお土産候補として書き込んで伏見稲荷大社に向かいます。


大社へ向かうまでにもお店がたくさんです。フルーツを使ったジュース屋さんでは、唐揚げや牛ロース串を一緒に販売しております。ビールも一緒に販売しており商売上手です。あれは猫カフェ? 猫カフェと言えば迷子で有名な結城からく先生を思い出しますね。


おっ? お箸屋さんがあります。結構、本格的で材料も様々で作家(で良いのかな?)も居るらしく、そちらは入荷待ちで品切れになるほど人気があるようでした。個人的には伏見稲荷限定の箸の持ち手側に狐が描かれているのが欲しかったです。


ただ、その時は「1膳1000円は高いかな? 狐面の箸置きを足すと1500円になるのか。また今度だな」と思ってしまいました。帰ってから「あれ? 家族分を買っても6000円だったのなら買ってもよかったのでは?」とも思っていますので、取材した作品が書籍化した時は、印税で家族分のお箸を購入したいですね。


そして、お箸屋さんを出て目の前にある伏見稲荷大社を見上げます。


……。と、記憶では思っていたのですが、後で印刷物等を確認すると、その前に、お店や屋台街を抜けています。こういった記憶違いや思い込みを修正するためとして、Webや写真などは活用できますね。臨場感は直接見た方が断然違うのは間違いないのですが。


お店は「すずめの焼鳥」が異彩を放ってましたね。隣には「ウズラの焼鳥」も並んでいるのですが、幼い頃に伏見稲荷大社に来た事のある奥さん曰く、今は「すずめの焼鳥」が並んでいる数が少ないとの事でした。30年以上前の記憶なので、定かではないとの事ですが。


それ以外にもお面や八つ橋、神棚に賽銭箱もあります。え? 賽銭箱? 結構な大きさですよ? ミカン箱を超える大きさのもありますよ? 誰が買うんだろう?


「今日は気分もいいから賽銭箱でも買っちゃおうかなー」


とかが繰り広げられるんでしょうか? どう考えても私の後付け妄想です。有り難うございました。


そして、屋台街です。そこには威勢のいい声で呼び込みをしている兄さんや、結構強引な口調で客を引き込もうとしているおっちゃん。可愛らしい声で呼び込みをしているお姉さん。ポーズを決めながら販売している若い人。


皆さん観光客相手に必死です。対する観光客は外国人や学生、カップルで、おっちゃんの勢いに飲まれて購入する学生。ポーズを決めた若い人に拍手をしている外国人。冷静に断りを入れている女性。


ここを見るだけでも楽しいくらいです。ちなみに私はプリンアイスが気になりました。残念ながら、これから登山レベルの参拝をするので諦めましたが。帰りには! と思っていましたが、お昼ご飯を食べる事を考えると無理でした。今度、再取材をする時には食べたいですね。


(出来ればイラストレーターさんと来たいなー(期待を滲ませた目で))


屋台街をすり抜けた私と奥さんは楼門(ろうもん)に到着です。やっとです。4500文字近くを費やして伏見稲荷大社の入り口に到着です。


観光客が多くて辟易するかなと思いましたが、流れ自体は悪くありません。フラフラと楼門に向かおうとすると、奥さんに袖を掴まれます。なに? ここで久しぶりの恋人みたいな動作! そういった恋人所作をしない奥さんが大胆!


「手水舎に行くのを忘れてるよ?」


はい、違ったー。私の勘違いー。内心の動揺を隠して手水舎に向かうと作法を必死に思い出します。……。はい、書いてある! やり方が書いてあります!


動揺が激しいですね。この辺りは作品の参考になりそうです。主人公の女性と妖狐の掛け合いでも良いかもしれません。


「おい。そのまま楼門に入る気か? それはさすがに神への不敬じゃろ!」

「え? ごめんごめん! 手水舎で清めずに入るなんてダメだよね」


って、感じかな? 忘れないように紳士手帳に書き込みます。「手水舎で手を洗い忘れる」……。こんなメモで大丈夫だろうか? と、その時は思いましたが、これを書いている時に色々と思い出したので役には経っているようです。


走り書きでもメモ大事。


周囲をお上りさんヨロシク眺めていると東丸神社が目に入ります。皆さん。「ひがしまるじんじゃ」と読みましたか? 実は「あずままろじんじゃ」なのです。江戸時代の国学者で、国学四大人の一人、荷田春満(かだ の あずままろ)が祀られている神社です。合格祈願と書かれており、受験生が多く訪れる神社です。


資料によると、伏見稲荷大社の境内にあるので同じ神社かと思いきや、れっきとした独立した別の神社だそうです。この辺りも話しに使えそうですよね。


「ひがしまるじんじゃってあるね。今度、資格を受けるからお祈りしようかな?」

「お主。本当になにも知らんの。この神社は「あずままろじんじゃ」じゃ。全く別の神社じゃぞ?」


かな? それよりも数年後に迎える子供達の受験時には訪れます。そんな事を奥さんと話しながら周辺を散策して本殿に向かいます。並んでいる人も少なく、すぐに順番が来ます。


私は神様にお祈りで二礼(にれい)二拍手(にはくしゅ)一礼(いちれい)の後にお祈りする際は、「○○を叶えてください」ではなく「○○を叶えるために頑張りますので応援よろしく」と言っています。


これで、神様に応援してもらった効果として、ホワイト企業に入れて、書籍化しました。(あくまでも個人的な感想です)


願いを叶えよ! よりも、頑張るから応援お願いします! の方が神様も「よし! 応援しちゃろう!」となるのではないでしょうか? (くどいようですが、あくまでも個人的な感想です)


「これからも作家として書籍化を続けていけるように頑張りますので応援よろしくお願いします!」


こんな感じでお祈りをしました。奥さんも一所懸命祈ってますがなにをお願いしてるのでしょうね。


(まだ続く)

書き切れなかったので、まだ続きます。本殿までしか到着しておりません……。

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