許されない事かもしれないけど、私は彼に幸せになって欲しいと思う。～転生した先で捕虜になったら美しい敵国の将軍に寵愛されました～

古代中国の世界に転生した私は捕虜となり秦国の将軍白起と出会った。
「少し話をしたら私を開放するって言ったじゃないですか。」
「気が変わった。お前は絶対に俺の女にする。それまでは捕虜としてここにいろ」
「私の名前も知らない人間の女になるなんて絶対に嫌。」
「そういえばお前、村の人間に随分、感謝しているそうじゃないか。俺の女になるか、村の人間が皆殺しにされるのを見るのとどちらが良い？」
「あなたは最低の男だわ」
「今更だな。そんな事は言われなくても分かっている」
そんな最悪な出会いから始まった恋。
でも今の私は願っている。
私はどうなっても良い。
どうか、この人だけは幸せになって欲しいと。
これはそんな2人の悲恋を描いた物語です。
ちなみに転生と書いてありますが、主人公は異世界で生まれた訳ではなく、死んだ時の年齢で何も持たずに異世界に放り出されたという設定です。
一度死んでいるので転生と書いていますが転移に近いかもしれません。
皆様のおかげで完結させる事が出来ました。ありがとうございます。
ブックマークや評価、レビュー、感想等頂けると凄く嬉しいですし、作品の参考にもなりますので是非お願いいたします。
また新作「偉大なる女帝と最愛なる義兄の長根歌～大切なお義兄ちゃんのために皇帝になりましたが内政とか興味ないので適当にやってます～」を10月8日から更新予定です。こちらもよろしくお願いいたします。