メグの部屋飾られた絵
「何かする? でかけるまでの時間」
今日は青い衣装で、妖精帽子がきく。
メグが答える。
「じゃ、トランプにしよう。それとも、この前のコンピューターゲームにする」
「ゲームはあまり得意じゃない」
今日も白っぽい衣装の妖精ウサギが答える。
「じゃ、トランプだね」
三人して、トランプを並べて神経衰弱をする。
「朝からトランプとは、おもしろいね。メグ」
妖精ウサギがいう。
「ほら、時間はあるから、ときにはいいかなって」
「そうだね。時間はある」
妖精帽子が答える。
「いまもうどのくらい経ったのかなぁ」
わたしはいう。
「どのくらい、にそんなに意味はないよ」
「コールドタイムが開けるまで、としかいえないから」
「ねえ、それは、博士があけるの」
「博士がきっとくるよ」
「博士はくるよ」
妖精帽子と妖精ウサギが答える。
でも、答えかたは慎重だ。
「そう、わかった」
トランプはわたしの勝ちだ。
妖精はトランプに弱いらしい。
またやろう。
妖精帽子がいう。
「そういえば、この絵キレイだね。誰からもらったの」
「そう、この絵、テンダーにあった絵が気にいったからもらったよ」
「キレイな花だね。でも、どこかでみたことあるような」
妖精ウサギが答える。
「そうなの」
「もしかしたら、妖精に縁がある花かもしれないね」
妖精帽子がいう。
「そうかもね」
妖精ウサギもいう。
「カラト店長に、どういう経緯かききそびれたなぁ」
店長に会いたいな。
メグはそう思う。
「カラトさんって、テンダーの店長かい」
「そうだよ。よく知ってるんだね」
「妖精たちは、色んな話しをきいて周るのが好きなんだ」
妖精ウサギがいう。
「大丈夫、きっと会えるよ」
「会えるのは、ずっと先でしょう」
「そうなるかもだけど、きっと大丈夫だよ」
「ホントかなあ。でもありがとう」
妖精ウサギは不思議そうな顔をしている。
「メグはときどき、不思議な返事をするね。ここにとどまっていることに、感謝しているような」
「そうでもないけど、でも、二人には逢えたよ」
妖精二人して、ニッコリしてしまう。
「ありがとう」
「じゃ、買いものだね」
「今日は何かあるの」
「またクレープにするかい。それとも、変わったのがいいかなあ」
「じゃ、いいのみつかったら、それを買ってきてよ」
「わかった、いいのだね」
「ケーキか何かみつかるといいなぁ」
「よし、じゃ、ケーキを買ってきて」
「わかった。ケーキだね」
妖精帽子が答える。
「ケーキ特別じゃないけど、食べるんだね」
わたしは答える。
「特別じゃないから、食べるんだよ。ここでは、特別じゃないことでも、特別になるよ」
わかったような、そうでないような。
そんな表情に妖精二人はなる。
妖精ウサギは答える。
「じゃ、いってくるね」
メグは答える。
「いってらっしゃい」
妖精帽子は答える。
「いってくるね」
こうして二人の妖精はでかけていく。




