妖精ノートと時間移動
「時間移動について、ききたいんだけど」
メグは妖精に聴いてみる。
「わかる範囲でならいいよ」
今日は黒っぽい衣装で、少し背の高い妖精帽子が答える。
「わかる範囲で答えるよ」
今日は白っぽい衣装で、背の小さな妖精ウサギが答える。
「わたしは気付いたら、もうこの空間にいたのだけど、入り口はありそうなのに、出られないのはなんでなの」
「前にもきいたね、その話し」
妖精帽子が答える。
「簡単に話すよ。博士がコールドタイムに入るように設定したの」
妖精ウサギが答える。
メグはさらに聴いてみる。
「じゃぁ博士を呼べば、ここから出られるの」
「出られるかは、博士次第なんだよ」
妖精帽子が答える。
「どれくらいなの」
「三十三年後。いや三十年後だったかな」
妖精ウサギが答える。
「なんで、そこまでかかるかなぁ」
メグは少しいらだってしまう。
妖精帽子が答える。
「妖精ノートにもまだ書き込まれてはいないみたいだね」
「妖精ノートには、未来の時間もかかれてるの」
「それなら、この出来事のおわりもわかるんじゃないの」
「妖精ノートは時間移動に関することが書かれていくけど、それは未来じゃないよ。現在起こることを進行系で書き込んでいくんだ。未来の預言書とはちがうよ」
「そうなんだ」
「博士がくれば、わかるよ」
「そっかぁ。博士か。どんなひとだろう。旅をしているんだよね」
「そうだね」
「そして、破壊をとめるのに必要なデータを集めている」
「そうだね」
「あー、早く来てくれないかな」
「大丈夫。ここの時間はあるよ」
わたしにできることはないか。
いつもメグはそのことを考える。
「それを守るのが、妖精なの」
「そうだよ。妖精ノート」
妖精帽子が答える。
「今日は、買いものは何かある? そう買いものしないとね」
妖精ウサギが答える。
「わかった。デザート買ってきて」
わたしは話す。
「じゃぁ、いってくるね」
妖精帽子が答える。
「いってくるね」
妖精ウサギが答える。
「いってらっしゃい」
またここからでるのにチャレンジしてみようか。
メグは考えを巡らせてみる。




