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預言者トワカとは

 夢をみている。


 彼女が前を歩いている。


 かたわらには、あまり見たことのない、小動物くらいの動くものがいる。


 よくみると、羽がついている。


 そうか、これが妖精なのか。


 妖精は、短めのコートのようなものを羽織り、帽子をかぶっている。

 ネックレスの彼女は、サークルの向こうに消えてしまう。


 その妖精帽子も一緒に入っていってしまう。


 待って。


 話しを聞かせて。





 翌日の朝。


 コンコンコン。

 ノックの音で目を覚ます。



 マユはまた夢をみていた。

 時間移動することにしてから、たくさんの夢をみている気がする。

 これも移動の作用として、あるのかもしれない。


「朝です。モーニングも始まる時間になります」

「わかりました。起こしてくれて、ありがとうございます」


 ニコリとして店員は去っていく。

 後で、モーニングも注文しよう。


 とりあえず、マユは洗面をしてくることにする。

 席に戻り、インターフォンを手にとり、モーニングAセットを注文する。


「はい、Aセットでお願いします」

「かしこまりました」

「それでは」


 受話器をおく。

 注文した料理がくるまで、ドリンクバーにある飲みものをとりにいくことにする。


 温かい紅茶を入れて、席に戻ってくる。

 昨日は、インターネットの調べものの途中で眠くなり、そのあとはすぐに寝てしまっていたようだ。

 調べものはたしか妖精について、だった気がするが、よく内容は覚えていない。


 コンコンコン、とドアをノックされる。


「はい」

「モーニングAになります」

「ありがとうございます」

「それでは」


 店員は、モーニングセットをおいて、去っていく。


「ふぅ、まずは朝ご飯だ」


 モーニングAセットは、焼き卵にソーセージとパンのセットだ。

 ケチャップや塩を使って食べていく。

 できたては美味しい。



 モーニングを食べ終わって、支度をすませたら、一度カラトさんに挨拶してみようと思いながら、食べ進めていく。

 カラトさんに夢についても、言ってみるべきか。

 それとも、この移動続きと関連しているなら、更に先があるのかもしれない、とも考える。


 モーニングを食べ終わり、インターフォンで、スタッフを呼び食器を片付けてもらう。

 身支度を整えて、カラトさんに電話をかけようと思う。

 この時間なら、そろそろお店にいるかもしれない。

 時間は八時半ころ。

 ダメなら、一度精算をして、もう少しここで待とう。

 ここに入りなおしたのが二四時なため、九時間でちょうど朝の九時になるなぁっと時間計算を軽くしてみた。


 お店の電話にスマホからかけてみる。

 店長はまだお店にはいないようで、留守電に繋がってしまう。

 スマホにかけなおすか迷うが、もう少し待ってみることにして電話を終了する。



 その間に、もう一度インターネットから、妖精について調べてみようと、思いたつ。



 妖精

 時間

 タイムなどと、組み合わせてパソコンを使って調べてみる。

 すると、目をひく項目がでてきた。


 それは、


 預言者トワカからのメッセージに登場する妖精


 という内容だ。

 何だろうと思いクリックしてみてみるが、中身はないらしく、クリックした先はアンノウン表示がされてしまう。


 削除されたものだろうか。


 検索に、預言者を検索してみる。

 検索してみるがこちらは有名な、とある預言者ばかりで、項目も知っているものが多い。


 トワカ、とは何者だろう。


 預言者ではあるのだろうけど、詳しい情報はでてきそうにない。

 もしかしたら、時間に関係しているのかな。

 なんとなくそう思いつき、時間、預言者で検索をしなおしてみる。


 すると、ダストドレス、預言者についての情報、と項目がでてきた。

 やはり預言者トワカは、時間移動に関係している。

 未来の出来事にでてくるひとなのかもしれない。


 ダストドレスのお店をクリックする。

 聞いている通り、けっこう大きめなダスト屋らしく、扱い品も点数が多い。

 アルバイト募集などもでてくるから、雇う余力があるところなのだろう。


 いまのところ預言者との繋がりはでてこないが、もしかしたら、トワカを探しているのかもしれない。


 一度調べたことはあるが、ダストテンダーもページをみてみる。

 ページは、三年前からそんなには変わっていないが、品もの数が増えていたり、少し紹介ページが可愛い感じになっている。

 誰かWebに詳しく、手をいれるひとがきてくれたのかもしれない。



 そろそろ九時になるため、一度精算してもらうことにする。

 フロントのカウンターにいき、お願いする。

 もう一時間入りなおして、連絡を待ってみよう。



 一時間で漫画喫茶に入りなおす。

 またドリンクバーの新しく温かい飲みものを持って、席に戻る。

 ダストテンダーもこの時間になれば、準備くらいはするだろう。

 席で落ち着いてきたから、とスマホから電話をかけてみる。



 まずは、昨日のダストグラスにかける。


「もしもし、昨日預けたマユです」

「昨日の時計デバイスですね」

「はい」

「もう少しかかりそうだけど、なんとかなりそうですよ」

「そうですか。よかった」

「もう一、二時間したら、とりにきても大丈夫です」

「わかりました」


 通話を終了する。


「はぁ、よかった。これで、移動できるようになる」


 一度温かい紅茶を飲んで、一息する。

 次には、カラト店長に電話をかける。


「もしもし」

「何度もかけてもらったかな」

「はい、いまは大丈夫そう」

「昨日の続きだよね。大丈夫」

「トケルンが直るみたいです」

「よかった。それでは、予定通りでいけそう」

「はい、トケルンを受け取ってから、彼女の部屋から移動します」

「わかった。もし、またこの時間に戻るようなら、連絡をよろしく」

「わかりました」


 通話を終了する。


「連絡おわり」


 これで、残り時間を精算時間までいたあとで、お会計をしよう。

 昨日から、ここに長居してしまった。

 トワカについては、テンダーに戻ってから、店長にきいてみよう。



 それからは少しゆっくりして、くつろいだ。

 約一時間してから、お会計をすませて、漫画喫茶をでる。


 時間は、十時過ぎだ。

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