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旅人で預言者

「早起きだね。おはよう」


 妖精帽子がいう。

 メグは返事をする。


「おはよう。眠れなくて」

「おはよう」


 妖精ウサギがいう。

 メグは聴いてみる。


「ねえ、博士はどんな人」

「博士は時間移動の基礎のデバイスを作ったひと」


 妖精帽子が答える。


「だから、妖精とも会える」


 なんだか意味深だ。


「じゃ、時間移動が成立しなかったら、ここにはいないの」

「そう、いたけど、会えなかったよ」


 妖精帽子が答える。


「そう、位相が違っていて会えなかったよ」


 妖精ウサギが答える。


「そうなんだ」

「ねえ、博士ってどんな人」

「博士は、破壊をとめるひと」


 妖精帽子が答える。


「博士は旅人」


 妖精ウサギが答える。


「旅人で、とめるひとか」


 メグは博士の情報がききだせないか、考える。

 妖精ウサギが話す。


「博士は預言者なんだ」

「預言とは?」

「集めたデータの海のなかから、未来に必要な点を探して、それをつなげていくよ。線となってみえてきたものを預言として、だしているんだ」

「だから、預言者なんだよ」


 メグは疑問を口にだしてみる。


「そうなんだ。博士が預言者か。でも、なぜ旅をしているの」

「未来につながるデータを探しているんじないかな」


 妖精たちは、博士に詳しいらしい。


「わかった。今度またきかせてもらうかも」


 妖精ウサギがいう。


「何度でも話すよ」

「ありがとう」

「今日の買いものはある」


 妖精帽子がきく。


「フルーツ買ってきてもらうかなぁ」


 わたしは答える。


「よし、フルーツだね」

「それじゃ買いものいってくるね」


 妖精ウサギがいう。

 メグは答える。


「いってらっしゃい」



 妖精たちがでかけた部屋で、メグは考えてみる。

 博士がこない限りは、この部屋にいなくてはいけないらしい。

 それで、ずっと長い時間がかかるかもしれないのか。


 未来につながる何かを博士は探している。

 早くみつかるといい。


 それにカラトさんは、きっと探してくれている。

 できるだけ、ヒントは置いてこれたと思う。


 この部屋でも、何かできないか、考えてみる。

 そういえば壁にある絵は、カラトさんからもらったものだった。



 絵があるだけでも、けっこうホッとする。

 キレイな花の絵だ。

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