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悪役令嬢の双子姫  作者: 雨月 桜姫
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いざゆかん

 

「よし……書けたわ」


 箇条書きにしてまとめた、苦手な食材の調理法を眺める。ざっくりこんなものだろう。


 それにしても4歳児でこの字はなかなか凄い。小学校中学年女子みたいな字だ。もう少し綺麗に書けない事も無さそうだけど、充分に綺麗な字、と言ったところだ。


 さて、これを料理長の元へ……行くのはまだ出来そうもない。

 だが、そう言ってメイドや執事に頼んでいたら今までと同じである。途中まででもいい。歩こう。

 

「レリア、料理長のところまで行きたいわ。手伝ってくださる? 」

 

「お嬢様っ! えぇ、もちろんでございます! 」


 私付きのメイド長であるレリアに声をかけると大変喜ばれた。これからも頑張ろう。

 

「お嬢様、病み上がりですので無理はなさらないように。少しでもお辛かったらすぐに言ってくださいね」

 

「ありがとう。そうするわ」


 さて、れっつごーだ。


 時間をかけて起き上がると目眩がした。今世でも会ったわね、立ちくらみさん。

 ゆっくりと足を踏み出す。少し頼りないが歩けそうだ。

 

 ……。お部屋から出たあと数メートルで息が切れた。

「お嬢様。本日はこれくらいに致しましょう。無理はなさらないように」


 レリアが差し出してきた車椅子に、倒れ込むように座る。

 

「……。歩くのってこんなに大変だったかしら」


「大変だと思わずに歩けるよう頑張りましょう」


「ええ。せめて普通に歩けるようにはなるわ」


 私、こんなに体力がなかったのか……。前世の方がまだマシだった。

 取り敢えず車椅子に座りながら、体力作りを決心するのであった。

 


実は作者もお野菜と甘いもの大好き、お肉嫌い人間でして。好き嫌いしてるから不健康なんですよね。分かってるんです。フィオちゃんと一緒に頑張るから……。

ほんの少しでも、続きが気になる、面白い と思っていただけたら、ブクマ、高評価、レビューや感想など頂けると前髪切ります。(そろそろ前髪伸びてきたので反応頂きたいなぁ〜w)

是非今後ともよろしくお願いします。

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