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零話 ありふれた死亡

 その日、普通の日常に暮らす大学生である俺は死んだ。

 毎日何処かで大事故だ爆発だ抗争だ銃撃戦だと物騒この上ない日常だ、それなりに用心はしていた。

 が、まさか高速道路の高架上から鉄筋棒が降り注ぐなんて誰も思わないだろう。その下にバイトに急ぐ俺がのこのこ歩いていることも。


 その日は急ぎのレポート提出も終り、これからバイト三昧の日々を送りながらその後の余暇の予定を楽しみにして足早に横断歩道を渡っている時だった。

 頭上でおきた激しい爆発音に目を向けるとなぜかゆっくりと流れる風景をバックに、防護壁を突き破って落ちてくるトラックと黒い点が霞のように拡がって見えその点が全身を針鼠のように貫いた。

 ・・・いつも昼間はカーチェイスくらいしかしてないのに・・・ああカーチェイスをやってたからか・・・。

 のん気にそんな事を考えていた俺の思考も生命も激しい衝撃にブツンと断ち切られた・・・ちきしょう。

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