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扇風機

開けっ放しの窓から蝉のうるさい声。友人と寝転がる部屋の中では彼女の暑いと言う声と扇風機の音が私の耳を打つ。その二つの声を聞くだけで私の体感温度が一度は上がる。扇風機の風と音ではそれは中和できない。

「頼むから黙って」

せめて、彼女の声は止めようとそう声をかけると、意外にも彼女はすんなり黙ってくれた。

しかし、彼女はおもむろに首を振る扇風機へと手を伸ばし、あろうことか自分の方向へ固定してしまうではないか。

「ふーざーけーるーなー」

風が来なくなると思った瞬間、一気に熱くなった気がした。

私は扇風機の方へと這いより、台ごと自分へ向ける。すると、

「一人じめは良くない」

彼女はそう言い、私にのしかかる。

私には彼女を押しのける気力はなく、そのまま風に当たっていれば、やけに柔らかい彼女の二つのふくらみが背中に感じられた。

「ブラは?」

「暑いから」

なるほど、外せば少しはましになるかもしれない。しかし、彼女がのしかかっているので、自分では外すことができない。

「外してー」

「はいはい」

彼女が私の服の中に手を突っ込み、トップスごとブラを脱がした。

それでも、夏は暑い。

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