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伸びる影

夏の影は短い。でも、時間が経つにつれ、日が低くなるにつれてだんだん長くなる。私は、今さらそんなことに気が付いていた。

人があまり寄り付かない校舎裏に、私は座っていた。人を待っているのだ。

昨日、私は友人に『告白をしたいから、明日校舎裏に来てほしい』とメールを送った。

私は女で、彼女も女。だから彼女には多くの考える時間が必要だろうと考え、前もってメールをしたのだ。彼女が私を拒否するのなら、ここへは来ないだろう。もし、彼女に少しでも気があるのなら、来てくれるだろう。そう思った。

彼女を待つ間、私は様々なことを思い出していた。

彼女との出会い、喧嘩して仲直りしたこと。色々なところに遊びに行ったこと。二人ふざけて先生に叱られたこと。色んなことで競い合ったこと。そして、私が彼女への恋心を認識した時のこと。

笑ったり怒ったり騒いだり、色々なことがあった。

どれも良い思い出ばかりだ。


私は、自分の伸びていく影を眺めていた。

影はやがて伸び切り、薄くなり、消えた。


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