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寝る

眠たい陽気の放課後。私は、赤くなり始めた空をバスの中から眺めていた。

座っているのは二人掛けの椅子で、隣には親友がいて、彼女はうつらうつらとしていた。私はその彼女を起こしたくなかったので、話しかけないでいた。

そうしていたら、軽い衝撃と共に彼女の頭が私の肩に乗せられた。目を向ければ、寝息を立てる彼女。

彼女の薄くはない胸が上下するたびに、その息遣いが私の肩を通して伝わってくるのが少しくすぐったい。

彼女の少し長い髪がゆっくりと私たちの体を滑り、下に落ちるのをゆっくりと眺めていれば、降りる予定の停留所が来た。しかし、彼女はまだ寝入ってから数分と言ったところ。

まだ日は長い、私は少し旅をしようと思った。

停留所の看板が流れていき、郊外へ向けてバスが走り続ける。

いくつかの停留所を過ぎると、空の赤色が濃くなって、遠くに深い藍色のカーテンが引かれ始めた。

私も少し寝よう。目をつむる。

愛しい人の寝息とエンジンの音を子守歌に夢を見る。

何と幸せなことなのだろうか。

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