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ヴィィン・ヴィィン
「あのぅ。どうして私を縛るんです?」
久しぶりに彼女の家に遊びに行ったと思えば、その彼女に縄でベッドに縛られていた。私は何を言っているのだろう
「だって、最近構ってくれないんだもん」
頬を膨らませる彼女はとてもかわいく、頬をムギュっとしたいが、手は縛られている
「だからと言って縛る必要ないよね?」
「あるもん」
そう言って、ベッドの下から何やら取り出す彼女
「今日はね。これでいっぱいシようね」
それは、所謂大人のおもちゃという奴だった。
「まって!それはダメだと思うな!ウン!」
「どうして?」
「どうしても何も私達にはまだ早い!」
確かに、彼女とは何度かそういうことをしたことはあるが、まだ道具を使ったことはない。使うとしてもせめて心の余裕をもってだね!
「ヤダ」
「やだって何さ!」
ベッドの上で転がるものの、逃げることはできない。
「どうして縛るかだっけ?」
低い声で、彼女が私の質問を復唱する。手には凶器をもって。
「だって、あなた、逃げるでしょ?」
彼女がにっこりと笑う。私は、笑えない。
「アーッ!」
その日初めて、私ってMだったんだなって知りました




